カフェタイプ

関東

千葉県四街道市

コミュニティ喫茶「欅」

千葉県四街道市千代田5-4 八木原小学校内

TEL:043-424-0233、FAX:043-423-7920

学校の余裕教室に地域のお茶の間として週1回開催。
お年寄りも障がいをもつ方も思い思いに楽しみ、昼休みには小学生も遊びに来るみんなの居場所。

運営団体 NPO法人たすけあいの会ふきのとう
代表者 森明子(問い合わせ対応:國生美南子)
開催日時 毎週月曜日、第4土曜日 11:30~15:00
利用料 実費(メニューにより料金設定がある。カレーなどそれぞれ200円前後)

居場所の紹介

小学校の余裕教室にあるため、居場所のイベントで小学生が出し物をしたり、スタッフが生活科の授業で話をしたり、小学校の運動会に「欅」に来る人全員で参加したりなど、双方向に支え合う関係になっていった。「無理をせず長続きさせたい」というスタッフの思いの通り、10年経った今も「欅」は変わらずに賑わっている。お茶を飲んだり食事をしたり、折り紙を折ったり歌ったりと、思い思いに楽しみ、地域住民によるボランティアスタッフも増え、みんないきいきと活動している。また、今では卒業生が「ボランティアとして手伝いたい」と遊びに来るようにもなり、活動の幅も広がっている。

きっかけ

まず、地域福祉を考える中で、空きスペースの有効活用 をしたいと考えた。次に、地域の方々の求める活動がなに か調査をしたところ、このような活動が求められ、取り組 んだ。

経緯

1991年頃~ 地域福祉を考える勉強会開催
1996年7 月 学校の余裕教室が使えることになった
11月~12月 利用の仕方について地域のお年寄りたちとの話し合い
口コミ、チラシでスタッフ募集
1997年1 月 オープン

ひと・もの(場所)・おかね

ひと

助け合い活動などを行っている「ふきのとう」のメンバーと地域の人々15名ではじめた。地域の人々には口コミ、自治体の広報、ポスティングを行い、募集した。

もの

空きスペースが使えるようになるまでに、数年間働きかけをした。公共の場を使うと場所代(調理設備などは市が改修)もかからないなど利点あり。

おかね

団体として居場所づくりを進めていくため、理念をみんなで固めるとともに、事業の余剰金を貯めていた。運営費は利用料で十分に賄えている。

運営のコツ

  • 地域でなにが求められているかをしっかりと把握した。聞き込みやアンケートなどで、学校区のお年寄りなどに教室を使ってどんなことをしたいかを調査。そこから「集まるだけではなく、昼ご飯も食べられる場所がほしい」との意見があり、食事ができる場所として開所することになった。
  • 自治会を通して、地域住民にお知らせしたり、ボランティアの募集を行った。

その他

学校なので、子どもたちの安全が守られる気配りが必要。

主催者談

「欅」はみんなのスペースです。みんなが出会えて仲よくなれる場所。みんなが集まり楽しむ中で、人と関わり、憩い、心を開いていける場所。100円玉を1つ2つポケットに入れて、ちょっと出かけてきませんか。なにからなにまで手づくりの「欅」です。遊びに来てください。(國生美南子さん)