戦後日本は、経済成長絶対優先の自己責任社会に向かって、一直線に進んできましたが、このところ、その大きな航路が、ついに変わり始めています。社会の厳しさ、冷たさに耐えられなくなった人たちが、力をあわせて、人間らしく自分を生かして助け合うあたたかい共生社会を求めて声を挙げはじめたからです。
2年前に初めて開いた「いきがい・助け合いサミット in 大阪」には、すべての人たちの人間性を回復するため、地域の助け合い活動を振興しようと日々努力している生活支援コーディネーターや協議体の皆さん、地方自治体、社会福祉協議会、地域包括支援センタ ーの担当者、民生委員、自治会役員、NPOなどの志ある方々が3,000人を超えて集まり、会場は熱気に包まれました。そこで生まれた絆は、各地に情報交換のネットワークを生み出し、新地域支援事業を着実に進め、住民の活力といきがいを引き出しています。
今年のサミットでは、大阪で踏み出した住民と共に進む歩みを、さらに大きく前進させます。現に、コロナ禍の中でも、各地で住民たちは歩み出しているのです。
思いを込めて神奈川サミットに集う仲間たちの輪に加わって、日本社会が新しく進む道を拓いていきましょう。みんなの幸せのために。
2021年9月1日(水)~2日(木)
パシフィコ横浜
会場参加・オンライン視聴
公益財団法人さわやか福祉財団