さわやか福祉財団では、住民の助け合いを目的とした地域通貨・時間通貨の普及に努めています。一方、自治体や商工会などが地域経済活性化に主眼をおいた地域通貨に対して注目をしています。こちらの地域通貨は単にサービスだけでなく、モノも買えるのが特徴で、国の通貨と交換できるものもあります。
地域通貨「フジ」構想は、これら両方の特色を兼ね備え、更に広範囲に使用できる新しい地域通貨として、当財団の理事長堀田力が私案として発表したものです。経済活性化のための地域通貨をはじめるならば、是非とも併せて相互扶助の役割ももたせてほしいと願ってのものです。
膨大な税金を投入せずとも、地域経済を活性化し、さらには人々が一番望む温かい地域通貨。「フジ」構想はひとつの参考例ですが、是非地域通貨をうまく使って我が町を元気にしたい、という自治体が出てくることを財団は望んでいます。