もっとくわしく知りたい方へ
冊子・動画のご案内
生活支援・助け合いってどんな活動なんだろう?
居場所づくりって何から始めたらいいんだろう?
助け合いに興味はあるけれども、まだ一歩踏み出し方がわからない。そんな人たちにも知って欲しい。これなら私もできそう!そんなあなたの出番をぜひ地域で見つけてください。無償・有償のボランティア活動として、様々な取り組みがあります。
「NEXT〜心と心をつなぐ工夫と取り組み〜」 コロナ禍での取り組みを紹介する動画はこちら
介護保険や公的サービスではできない日常生活の
ちょっとした困りごとを支援します。
食事づくり、掃除・片付け、洗濯、布団干し、買い物、服薬支援、裁縫、留守番、家具の移動、照明器具等の交換等
ゴミ出し、移動支援・外出付き添い、日曜大工、庭の手入れ、ペットの世話、お墓掃除、除雪等
・全部やってしまうのではなく、本人の出来ることは、一緒にやることが重要です
・本人の生き方・考え方・嗜好を生かすことが基本です
個人、近隣グループ、地縁組織、NPO・ボランティア組織、社会福祉協議会、生協等非営利組織、企業等(社会貢献活動) 他
外出を支援することで、社会や友人とのつながりを維持することができ、介護予防の効果も高まります。助け合い活動として地域の団体が行っているほか、最近では、自治体や社会福祉協議会、企業などが連携して、移動のための車を走らせ、そこに住民がボランティアで運転や運営に関わっている取り組みも増えてきました。超高齢社会において、移動の問題はまさに全国の課題でもあります。
身体面: | 障がいや高齢により介助を必要としている等 |
---|---|
精神面: | 他の乗客の視線が気になる、移動中に具合が悪くなることやトイレに行きたくなることが心配、付き添ってくれる人が必要等 |
地域面: | バスが近くを通らない、バス停や駅から距離がある、坂が多い等 |
経済面: | タクシー等の料金が高くて使えない介護者を確保する |
利便性: | 公共交通機関の運行本数が少ない、運行時間が目的の時間帯と合わない、目的地に便利な交通経路がない等 |
情報面: | どのような移動手段があるのかわからない、移動手段の使い方がわからない等 |
意欲面: | 外出する気が失せてしまった、外出を諦めた等 |
本人の安心・安全な生活、自主性・主体性が保てるように支援するのが、助け合いの見守り活動です。公的機関の関係者が専門的な知識や技術を持って行う「専門的な見守り」とは別に、住民の活動として、必要と思われる人をさりげなく気遣い合う「ゆるやかな見守り」、定期的に安否確認等をする「担当による見守り」があります。他の生活支援の活動と合わせて、見守りにつなげることも助け合いでは多く自然に行われています。
有償ボランティアは、その行う人の気持ちにおいても、客観的な行為の法的性質においても、無償ボランティアと同じです。ただ、特に、「全く御礼の金員を渡さないのでは気が引ける」という思いは日本人に強く、継続が必要な生活支援・助け合い活動では、有償ボランティアによる活動のほうが参加しやすいと言われています。参加する皆さんの気持ちに合わせて選んでみてください。
運営主体 |
・NPO ・社会福祉協議会 ・地縁団体 ・行政 |
---|
有償実現方法 |
・チケット式 ・請求書方式 ・現金支払い方式 ・通帳方式 ・スタンプカード方式 等 |
---|
用途の違い |
・全額サービス提供者が得る ・一部は事務局への寄付 ・一部を時間預託 ・全額事務局経費 |
---|
標準額の定め方 |
・一律額を決める ・一定額を決め、実費を加える ・活動の内容に応じて額を定める ・支払う側のその都度の意思 |
---|
いわゆる有償ボランティアは、無償で行う助け合い活動に対して感謝の気持ちを謝礼金という形で表すものであって、これによって支援する側と支援される側が対等の関係を保てる仕組みとして、1990年代から広がりました。支払い額はおおよそ1時間800円~1000円程度が多く、その中から事務所経費として100円または数百円を引いた残りを活動者が謝礼として受け取ります。
2020年からは、地域の助け合い活動が有償ボランティアで行われる場合に市町村が奨励金を出す仕組みも始まっています(介護予防・日常生活支援総合事業における住民主体の補助事業)。
また、助け合い団体によっては、時間預託という仕組みを採り入れているところもあります。時間預託とは、自分または身内等がいずれ何らかの支援が必要になったときのために、活動した時間を、標準謝礼金額の形で貯めておく仕組みです。
地域の社会福祉協議会、またはボランティアセンターなどには、生活支援・助け合い団体の情報が集まっています。自治体やいろいろな非営利団体でも、助け合い活動の参加のための研修会を開いています。ぜひ、ホームページや広報などで、そうした情報をチェックしてみてください。
またちょっとした困りごとの支援は、数名のグループでも一人でも、自ら始められるものです。ゼロから活動を立ち上げてみたい、という場合は、数名の中心メンバーを集めて共に研修会に参加し、勉強会を重ねていくというやり方もあります。いずれも、無理なくできる範囲で、身近なところから始めてみてください。
介護保険制度の改正により、2015年から、助け合い活動の推進役として、全国の自治体で生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)が任命されています。また、共に助け合い活動を広げる役割としての協議体の活動が始まっています。さわやか福祉財団は、これらの制度設計にも当初から関わり、全国の住民主体の助け合いの仕組みづくりを強力に支援しています。
人と人との絆(共感)を深めて、ふれあいから
助け合い活動へつなげます。
赤ちゃんから高齢者まで、外国人も障がいのある方も、認知症の方も含めて、誰もが参加できる共生型の居場所が広がっています。名称は、「居場所」「サロン」「カフェ」「茶の間」など様々あります。利用者もボランティアも一緒に楽しい時を過ごすという気軽な集いの場で、プログラムはあるところ、ないところいずれもありますが、いつ来てもいい、いつ帰ってもいいという自由な雰囲気が大切です。
地域食堂、そのうち、特に食の環境に問題がある子どもを主な対象にした子ども食堂なども、広い意味でこの居場所の活動に入ります。
居場所で主体的に人と交わることにより、人の絆が生まれ、様々な形の助け合い(共助)に発展します。そこで形成された人間関係は、助け合いだけではなく、広く社会の利益(公益)を生み出します。
公的施設や社会福祉法人・民間施設、空き家・空き店舗、空き教室、自宅の開放、企業・商店のスペース、野外または大型自動車による実施 ほか
開催頻度は、月1回程度~ほぼ毎日まで、様々です。利用者の参加費用は、NPOが行う場合は数百円程度、食事代は別途というケースが多いです。
居場所はまとまった資金がなくても、ベンチ1つでも始められます。すでに行われている活動の運営ボランティアとしての参加でもいいですし、2〜3人の仲間からでも新しく始めることもできます。地域の研修会に参加してみる、仲間と近くの居場所を訪ねてみるなどして、活動の参考としてみてください。
冊子・動画のご案内
これらの冊子は、助け合い活動や居場所を広めるためであれば、どんどんご活用ください。
【ご活用について】
冊子で使用しているイラストについては、著作権はイラストレーターにありますので、イラストのみを単体で別途使用することはできません。ご留意ください。
【禁止事項】
助け合い活動を広める目的以外での使用
さわやか福祉財団の著作の意図を歪め、その信用を損なうような編集を行ったものの使用
著作名義を冒用して出版するなど著作権の基本的利益を侵す使用
【情報・ご意見・ご感想】
事例等は、全国各地にある居場所からいくつかをご紹介しました。これからも共生型常設型の取り組み情報をお寄せください。また、ご活用いただいてのご意見、ご感想なども是非pr@sawayakazaidan.or.jpまでお寄せください。
その他にも様々な各種広報ツールをご用意しています。詳しくはライブラリーページへ
<ひかりが丘ふれあいクラブ>
あなたの「元気」を届けようプロジェクト
<たすけあい遠州>
出前居場所・青空居場所・我が家のごはん届けます
<ゆめ伴プロジェクト in 門真>
夢かなえマスク・かどま折り鶴12万羽プロジェクトほか
<実家の茶の間・紫竹>
受け身にせず「みんなで守ること」で居場所を再開
<サロンサカヅ・真備総仮設団地・倉敷市社協ほか>
つながる回覧・オンライン交流会・マスクプロジェクト
<ふらっとカフェ鎌倉>
食を通した居場所「みんたべ」・フードパントリー