「地域助け合い基金」助成先報告
香こち-kokochi-
滋賀県大津市 ウェブサイト助成額
150,000円(2024/12/23)助成⾦の活⽤内容
昨年から、「コミュニティフリースクール」として地域との繋がりを大切にしながら活動を続けていく中で、自治会や近隣の商店や施設、行政などと交流を図ったり連携を行ったりしてきた。しかし、繋がりを少しずつ広げていく過程で、フリースクールがある大津市桐生の高齢化を目の当たりにしてきた。若い世代が年々減ってきており、65歳以上の高齢者の割合が大津市の平均より大きくなっている。大津市オープンポータルサイトの「地域・年齢別人口【町丁別】(令和6年3月31日時点)」で調査したところ、大津市全体での65歳以上の高齢者割合が約28%に対し、桐生1丁目から3丁目では約44%となっている。なお、20歳未満の若者は大津市が約18%に対し、桐生1丁目から3丁目では約12%となっており、少子高齢化が進んでいることが明らかである。高齢者が一人暮らしをしながら孤立したり、コロナ禍では交流行事が減少したりしたことで地域内でも繋がりを持つ機会が以前より少なくなっている。また、核家族化が進み、子育ての悩みを周囲に相談できずに困っている親も増えてきている。さらに子どもが不登校や発達障害を抱えていることで、孤立している親も多い。フリースクールの利用者の中にも、「昔は子育ては地域で支え合っていくものだったのに今は孤立していて、一人で子どものことを抱えなくてはならず辛い」と話す親もいる。このような現状から、高齢者と子育て世代が繋がることで、孤独感が解消し前向きな気持ちで過ごせるのではと考えている。また、高齢者と子育て世代がそれぞれの悩みを共有することで互いを理解し、支え合いができる。さらに、周囲の大人の気持ちが元気になることで、フリースクールの子ども達にも良い影響を及ぼすことが期待される。
本事業では、地域の高齢者と子育て世代が繋がりを作り、前向きに過ごせる居場所「コミュニティクラブ」を新しくスタートする。自治会館や地域のカフェなどで物作りイベントや軽食会、地域清掃などの活動を隔月で開催し、地域の方が誰でも気軽に参加できる居場所として立ち上げる。また、子ども達が一緒に参加する日も設定し、多世代が繋がりを広げる機会も作る。本基金は活動に必要な物品や講師費等に活用をしたいと考えている。
活動報告
準備中