「地域助け合い基金」助成先報告
駒ケ根ぼっちゃクラブ
長野県駒ヶ根市

助成額
150,000円(2024/12/23)助成⾦の活⽤内容
活動の目的と狙い
近年、高齢者の活動不足や社会との疎遠が問題となってきており、特に男性高齢者の参加率向上が課題です。高齢者の運動不足を補いながら、骨折や寝たきりのリスクを回避し、地域のつながりを深めるため、私たちは障がい者スポーツ「ボッチャ」に着目しました。ボッチャは身体への負担が少なく、高齢者にも無理なく参加できるスポーツであり、地域内での交流を活性化し継続的なつながりを生むことを目的としています。
具体的な活動内容
1.年間活動計画
市内の高齢者を対象に、年間4回(春・夏・秋・冬)のボッチャ大会を開催しています。地域の生活支援コーディネーターの協力を得て、参加者の取りまとめや大会運営をスムーズに進めています。
2.世代間交流の推進
高齢者の活動だけでなく、近年は市内の小中学校でも福祉教育の一環としてボッチャを取り入れるケースが増えており、私たちもボランティアとして支援活動を行っています。これにより、地域全体での世代間交流が促進されています。
3.近隣地域への普及活動
活動の範囲は現在市内を中心としていますが、将来的には近隣の市町村にも普及を進め、伊那谷地域全体の発展と幸福に寄与することを目指しています。そのための準備として、ボッチャコートの整備や備品の確保を進めています。
助成金の活用計画
・ボッチャコートの整備や備品の購入を通じて、多様なニーズにこたえられる活動基盤を強化します。
・高齢者や若者が共に参加できるイベントの拡充を図り、地域の活性化を促進します。
・近隣地域のへの普及活動のための啓発資料や移動手段を整備し、地域連携を強化します。
期待される成果
・高齢者の外出機会と身体活動量の増加。
・地域内の男女問わず幅広い世代の交流活性化。
・伊那谷地域全体のスポーツ文化と福祉意識の向上。
活動報告
この度は、貴社より地域助け合い基金の助成先として選んでいただきまして、心から感謝申し上げます。
私たちは地域におけるボッチャの普及活動を進めておりますが、近年、各地区から「ボッチャを体験してみたい」という要望が急増しております。それに伴い、ボッチャコートやボールなどの道具の貸し出しが増え、十分な備品を確保する必要がありました。
今回の助成金により、大型ボッチャコートや公式ボッチャボールを追加で整備することができ、各地域からの要望により柔軟に対応できる環境が整いました。これにより、子どもから高齢者、障害のある方まで、より多くの方々にボッチャを体験していただける機会が増え、地域の交流促進にもつながっていきます。
貴社および全国から寄せられるご寄付・ご支援のおかげで、ボッチャの魅力をさらに広め、より多くの人達が安全に楽しめる環境を提供できるようになりました。引き続き、地域の皆さまが共に楽しめる場をつくるために活動を続けてまいります。
今後の展開
長野県では、2028年に「信州やまなみ国スポ・全障スポ」が開催されます。それに向かって私たちは、伊那谷地域33万人をターゲットにして活動をしていきます。一人でも多くの県民がボッチャ競技を知りかつ体験することにより興味を持ち、信州開催のスポーツを成功に導いていきたいと思っています。いまだボッチャ体験をされたことがない方は、連絡をいただければ伊那谷(上伊那、下伊那)地域には出向いていきます。