「地域助け合い基金」助成先報告

 京都・日本伝統文化の祭典in ATVK実行委員会

京都府大山崎町 ウェブサイト
居場所見守りその他

助成額

150,000円2024/10/23

助成⾦の活⽤内容

日頃は、触れる機会が少ない「日本の伝統楽器お箏」の演奏体験を通じて、主に若い人や子供たちに「お箏」の楽しさ・素晴らしさを伝えていきたいと考えていますが、日常の活動だけでは限りが有ります。

今回、企画しました「100人の老若男女によるお箏の生演奏」の募集には、多くの子供達に交じり、高齢者の方や身障者の方も参加の申し込みをいただき、現在、練習に励んでおられます。
練習に励む中で、地域の方々の親睦が深まり「100人が集まりお箏を演奏する」という目標に向けて、世代を超えた連携の輪が広がっています
今回のイベントで「100人のお箏演奏」に参加いただく方には、開催後も「地域の福祉活動」として、身障者施設や高齢者施設を訪問し、私達と共に「お箏演奏」をしていただく予定です。

この企画の原点は、地域の活性化と親睦を深めて「子供や高齢者に優しい町づくり」を目指しています。
企画しました当委員会のメンバーも60歳から82歳までの高齢者で結成しています。

この企画の実現には「お箏」のリース代や舞台設営のための費用が必要です。(添付・予算書参照)
さらには、多数の参加・ご来場いただくための「チラシ作成・新聞折り込み」の費用も必要となります。

地元の自治体にも最大限ご協力いただいていますが、交付金には限りがございます。
地元商店街の皆さんにも「協賛金」やマルシェ出店でご協力いただいていますが、10月現在、目標の額には届いておりません。
何とかこのイベントを成功させ「子供から高齢者まで・福祉の町作り」の一助になることを願っています。

「地域助け合い基金」は、不足しております「お箏のリース費用」の一部として助成お願い申し上げます。

活動報告

私達のボランティアグループは、日頃より、近隣の小中学校へ日本の伝統楽器である「お箏」を出前で持ち寄り、音楽授業に取り入れていただき「お箏の体験学習」を広めています。

体験学習した子供さんと共に近隣の「福祉施設」での慰問演奏や地域のイベントに参加して、「お箏演奏」の素晴らしさや楽しさを伝え「お箏で出来る福祉活動」にも繋げたいという目標を持っています。

日常の活動だけでは、限りが有りますので「大きなイベント」を開催して、日本の伝統楽器「お箏の演奏」を、たくさんの方に体験していただきたい。
さらには「お箏の優雅な音色」を多世代交流の中で感じていただき、お箏の伝承と「福祉活動」に繋げたいと今回のイベントを企画しました。
具体的には、「100人の老若男女によるお箏の生演奏」を青空の下で行うという計画です。
この企画には、地元の「福祉協議会・ボランティアサークル連絡協議会」の方々からも賛同・ご協力を得て京都府をはじめ、向日市・長岡京市及び各教育委員会、並びに商工会・福祉協議会からの後援を取り付けることが出来ました。

この計画を実施するためには、「100人の演奏参加者」を、どの様な方法で集めるかという問題や開催場所、お箏体験のためのリース代金などの多額の費用をどうするか。
参加者募集の問題・費用の問題を具体的に解決するために同志を集め、「実行委員会」を立ち上げました。

実行委員会のメンバーは、すべてボランティア参加で昼夜を問わず、企画実現のために、資金集めから
「お箏体験練習場」の確保に奔走いたしました。

100人の参加者を集めるために、近隣の小中学校へ「募集のチラシ」を作成配布し、「お箏伝承の会」のメンバーさんにも協力依頼しました。

資金面の調達では、地方自治体の交付金も最大限、捻出していただきました。
ただし、交付金には限りが有るため、地元の商工会や商店街に協賛金を募り、さわやか福祉財団「地域助け合い基金」様への助成もお願いし、何とか開催することが出来ました。

皆様の貴重な寄付金で運営されています「地域助け合い基金」を活用させていただき、心より感謝申し上げます。
今回のイベント「100人のお箏演奏」の参加者は、小学生から八十代の「老若男女」に加えて、身障者の応募も有りました。
障害を持つ子供さんの母親から「是非参加させてください」との強い要望を受け入れ、さらには、車椅子での参加者も有り、まさに私たちが目指す「福祉に優しい町づくり」の実現が出来たことを誇りに思います。
100人のお箏演奏の終了時には、ご来場の方々から「鳴りやまぬ拍手」を頂けたことに、苦労が実り、実行委員会のメンバーの目には涙さえ浮かぶ次第でした。

参加者の中には、これを機に「お箏を学びたい」「お箏演奏で福祉施設を慰問したい」などの声も上がり、
まさに私たちが目指す「子供から高齢者まで、福祉の町作り」に「日本の伝統楽器・お箏」がすこしでも役立つことを確信し、これからも「福祉活動」に邁進していく覚悟でございます。

今後の展開

2024年11月4日
「京都・日本伝統文化の祭典」は盛況の中、無事に執り行うことが出来ましたことを、ご報告いたします。

今回の最大目標「100人の老若男女によるお箏演奏」は、地域の方のご協力が無くては実現不可能なイベントでした。
参加者の中には、身障者の子供さんと親子での参加や、車椅子での参加も有りました。
実行委員会としては、当日まで「100人演奏」に対しての不安が有りましたが、参加者の皆様が最後まで、しっかり演奏していただき、演奏終了後は、鳴りやまぬ盛大な拍手に、参加者の感動の涙が有りました。

私達、実行委員会のメンバーも、これまでの苦労が報われた思いに「あふれる涙」を覚えておりました。

日本古来の伝統文化「茶道・華道・書道」のパフォーマンスも、地元の先生方のご協力で、大盛況の中、来場者に感動を与えていただきました。

地元、京都ならではの「織と染めの展示」として出展いただきました「西陣織あさぎ美術館」様・ウライ(株)様・丹後着物センター様・つづれ織り工房様・通常は、見ることが難しい貴重な展示に来場者の方の「感嘆の声」を聴けました。

「着物装いコンテスト」を盛り上げてくださいました「京都きものPR大使」の馬場様も、最後までありがとうございました。

今回の私達、実行委員会の開催目的は、お箏の演奏体験の発表の場を通して、地域の皆様の多世代交流と「高齢者や身障者」も安心して住める「福祉の町作り」でした。

盛りだくさんのイベント内容でご来場いただいた、ご来賓の方々、入場者の方々より「楽しめた」の声を頂戴することが出来たのが最大の喜びです。

お箏演奏に参加した方々には、今後も練習して「高齢者施設を訪問してお箏を演奏したい」・「イベントにまた参加したい」と有難い声を頂きました。

今後も、「町おこし・福祉に優しい町作り」のためにイベント企画も続けたいと思います。

今回は資金調達に大変な苦労をいたしましたが、地域の自治体の交付金と商工会など地元の皆様の協賛金、さらには、全国から寄せられた「地域助け合い基金」の貴重な財源を使わせていただきました。
書面を借りて厚くお礼申し上げます。今後ともにご協力をよろしくお願い申し上げます。


添付資料