「地域助け合い基金」助成先報告

 東松山市赤ちゃん抱っこ実行委員会

埼玉県東松山市
その他

助成額

150,000円2024/10/11

助成⾦の活⽤内容

赤ちゃん抱っこ体験の授業は市内全ての中学で行っております。本年度は小学校も1校体験授業を行うことになりました。
各学校では事前授業も大切な授業として行っております。事前に赤ちゃんや妊婦さんのことを知ることにより、期待感をもって、当日赤ちゃんを迎えることができます。事前授業は「妊婦スーツの着用体験」、「新生児人形での抱っこやおむつ替え体験」、「命の講話」、この三本柱で行っております。生徒さんからも「妊婦スーツの着用体験で命の重みを体で感じることができた」との感想を多くいただいております。
が、肝心な妊婦スーツが市内にはありません。保健センターからの貸し出し用1体となっております。生徒5~6人のグループで体験するには1クラスで6体は必要となります。現状では近隣の市町村から妊婦スーツを借用して授業をしています。こちらの助成金で妊婦スーツを購入させていただき、より良い授業内容としていきたいと思っております。

活動報告

10年ほど前から市内中学校で中学3年生を対象とする「赤ちゃん抱っこ体験」を行っております。
赤ちゃんとの触れ合いを通して、命の大切さ、尊さを中学生に感じてもらう体験授業となっております。参加の赤ちゃんとママには、中学生へ先生となっていただき命を伝えてもっらっています。コロナ禍で実際の赤ちゃんに学校に来ていただくことが難しくなり、中学生には妊婦体験スーツや新生児人形の抱っこ、ZOOMでの赤ちゃんとの対面として体験授業を行ってきました。その中でも、妊婦スーツは妊婦さんを感じること、命の重みを感じることが出来る体験として、中学生から様々な感想をいただきました。
しかし、東松山には体験活動で使用できる妊婦スーツはありませんでした。他市町村や近隣の大学からの借用で授業を行っていました。県にも問い合わせをしましたが、私たちが求めるような体験活動のできる妊婦スーツはありませんでした。

コロナ禍が明けて、「赤ちゃん抱っこ体験の事前授業として、妊婦体験スーツ、新生児人形の抱っこ、読み聞かせ活動を体験活動として加えました。生徒たちの活動する様子を目のあたりにして、ますます妊婦スーツの必要性を感じるようになりました。

本年度、貴財団の助成金を使わせていただき念願の妊婦スーツを購入することが出来ました。大変うれしく活動を進めることが出来ました。
心よりお礼申し上げます。

今後の展開

赤ちゃん抱っこ活動は、約10年前、中学3年生に命を感じる授業としてスタートしました。
実際に赤ちゃんと触れ合う前に、事前事業として体験活動も行います。妊婦スーツの着用、新生児人形での抱っこ体験、絵本の読み聞かせ活動、このような体験を通して、赤ちゃんを学びます。
赤ちゃん抱っこ体験当日は、5~6人のグループに対して2~3組の赤ちゃんと保護者、スタッフで触れ合いを楽しみます。ふれあいからは、たくさんの手によって赤ちゃんは育てられていることを感じ、自分自身も大切に育てられてきたことを知ります。また、参加の保護者も赤ちゃんを育てていることがとても尊いことであること、赤ちゃんが先生になることで命を繋いでいることを感じています。
本年度は、市内公立中学校全校、小学校1校で実施することが出来ました。赤ちゃんが先生になる姿は場の空気も柔らかくなり参加者全員がえがおになる授業となりました。ボランティアスタッフの登録も49名となり、学校、地域、家庭の連携となる授業ともなってきました。

ぜひ、他の市町村でもこの命の授業が広がっていってほしいと願っております。その際、妊婦スーツはぜひお貸ししたいと思っております。

添付資料