「地域助け合い基金」助成先報告
そうだ!困りごとなくし隊
広島県広島市東区助成額
150,000円(2024/08/15)助成⾦の活⽤内容
惣田町内会においても独居の高齢者が増えている。
町内会として地域住民のちょっとした困りごとを支援をすることで、QOLを高め、あるいは介護施設への入所を遅らせる事ができるのではないかと考え、社会福祉協議会の指導のもと、2023年9月から5回立上げ会議を実施。2024年6月生活支援有償ボランティア【そうだ!困りごとなくし隊】を立ち上げました。
現在、登録されたお助け隊員は18名、作業にあたり道具類は隊員の私物で実施しております。
上記の活動を安全に効率的に実施するための作業道具の購入にあたり助成金を申請いたします。
活動報告
今回、購入した道具は主に屋外作業用のものが多い。
11月の活動としては高齢者世帯で長年、放置された生垣の剪定作業があり、早速、新たに購入したチェーンソー、レシプロソー、生垣バリカンなどが役に立った。
草取り、剪定作業では大量のゴミが出るが、この処分が難しい。
町内会の世帯数は約230軒しかなく、利用件数は多くは見込めないが、利用された方からは好評で感謝されている。
今後、利用件数を増やすためには、遠慮がちな住人に配慮して、道路にはみ出した草木の所有者などに声掛けすることも考えるべきである。町内の美観を保つ事も目的としても良いかもしれない。
一方で、道具の使用方法やその練度を高める必要がある。12月に隊員で研修会を開くことになった。
=活動例 町内会だより10月号より抜粋=
今後の展開
『そうだ!困りごとなくし隊』の活動内容は本来、住人自身が作業すべきことが何らかの理由でむずかしくなった方を支援する事である。
住人自身の困ったことを、他の人に協力を依頼することは、どんな理由であろうとも言い出し難いものであり、その受け皿として『そうだ!困りごとなくし隊』が活動の場と考えている。
今回、購入した道具を貸し出すことで自身が作業できるのであればそれに越したことはない。
購入品リストを公開・周知し町内会会員に活用してもらいたい。
惣田町内会においても高齢化に伴い、孤独死の回避、空き家対策、防犯対策など課題は多い。
『そうだ!困りごとなくし隊』として、実際にちょっとした困りごとをお手伝いするだけではなく、希薄になりつつある、となり近所との付き合いをベースにして、住んで良かったと実感できる町内会を作っていきたい。