「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 いたこミズベデザイン
茨城県潮来市 ウェブサイト


助成額
150,000円(2024/08/08)助成⾦の活⽤内容
私設図書館(施設名:NEO-TOSHOKAN) 事業の創業・当初運転資金の確保
【経緯】 潮来市は他の地域に比べたら、遊ぶところも新しい発見が得られる場所が少ない、つまり選択肢が少ない。ただ、この地域には今を生きているかっこいい、おもしろい人たちもいるはずで、その人たちが自己を発信・表現することで、繋がりを生み出し、住まう人々の選択肢と可能性を広げたい。図書館という『場』、本という『ツール』を使用した老若男女が集う地域のコミュニティ施設を創りたいと考えています。
【事業内容】バックグラウンドや立場の垣根を超えたフラットなコミュニティとして本を通じて、人と繋がれる「場」を作る。発見・共感を生み出す、新しい図書館。
施設イメージ
①年齢・性別にとらわれず、自由に気軽に、安心して通える場所に
②本棚の表現は「本」に限らない好きなカルチャーや自分の仕事のこと、枠に捉われず、自由に。
(本棚オーナー制度を採用し、自分だけの本棚をもつことが出来るオーナー制度。オーナーが選書した本が置かれ、登録利用者は自由に本を借りることが出来るという仕組み。オーナーと利用者間のコミュニティ形成も期待できる。)
③館内の壁面には展示スペースやミニ企画展を設営し、地域の方の表現の場を作る。また、パレットによる小上り設置し、寛ぎながら本を読んだり、地域の人たち全員分け隔てなく交流できるようなスペースも併設。
【地域との繋がり】
・図書館という『場』、本という『ツール』を使用した老若男女が集う地域のコミュニティ施設。
・当該施設を運営することで、都心部‐地方でおこる『教育の格差』の解決にも着手していきたい。
活動報告
<どのような活動ができたのか>
茨城県潮来市初の私設図書館『ネオ図書館』をオープンさせることができました。これは我々の力だけでできたことではございません。地域の方々が協力してくれたおかげです。掃除や本棚の設営、壁塗りなど拠点整備に係る多くのことをご協力いただきました。お手伝いいただいた方々には本当に感謝しております。
この図書館は本棚オーナー制度を導入しており、地域の方々など我々の考え方に共感してくれた方が、本棚を借り上げることで、運営しております。ネオ図書館の整備だけでなく、運営においても地域の方々にご協力いただいている地域密着型の私設図書館。今後も、末永くこの図書館が地域の方々に愛される存在であるように精進してまいります。
<すすめるうえでどのような苦労があったか>
助成金はいただいているものの改装するには、さらに費用が必要となります。予算が潤沢でない我々にとっては、建築のプロでないにも関わらず、どうしても、自分たちの手でやらなければないことが多かったです。ここが苦労した点です。しかし、振り返ってみると、そんな苦労があったからこそ、様々な人たちが協力者になってくれたのだと感じております。必要な苦労であったと思います。
今後の展開
一般社団法人いたこミズベデザインは水郷潮来の水辺に非日常を創り出すまちづくり会社です。今回は水辺に地域密着型の私設図書館を創りました。その前は、水辺に新たなアクティビティとしてSUP事業をスタートさせました。今後も非日常を創り出していくので、皆様ご協力よろしくお願いします。