「地域助け合い基金」助成先報告

【個人】 川村 富美枝

東京都青梅市
居場所配食・会食

助成額

134,000円2024/07/10

助成⾦の活⽤内容

シルバー会で年に数回食事を提供する活動を行なっている。そんな中「気楽におしゃべりしたり、食事をしたい」「小さな鍋で作るカレーよりすごくおいしい」との声を耳にし、今回は、食事をとりながら、毎日一人で食事をしている方、一人は嫌だけど仕方ないと思っている方、単独世帯、一人親世帯、乳児をかかえてるママ、夏休み冬休みひとりで食事をしている子ども等を対象とし、住みなれた地域でコミュニケーションの場で誰もが気軽に集える自治会館を拠点に、みんなで楽しく昼食を食べることを目的としています。

食事は毎回20食限定、参加費500円です。お茶を飲みながらおしゃべりを楽しむだけの方も受け入れます。いろんな人とのつながりが生まれることを希望し立ち上げます。
食事つくりや準備は、高齢者中心にてフレイル予防にもなればと考えています。

活動報告

令和6年10月7日スタートしました。
地域の方々の反応は良く、特にボランティアの希望者が多数ありました。そんな中地域の方とのつながりを希望し、身体障害者(義足使用・男性)の方から連絡が入った時はびっくりです。体のこと、活動の内容を互いに理解し受け入れました。

各家庭に活動内容を配布し、地域の掲示板にはり紙をし、知らせました。
ランチができることの喜びは理解できたものの、だれが始めたの「シルバー会?、自治会?、民生委員さん?」と疑問をもつ方が多数で、その都度説明しました。
掲示板をみて他の地域の方からも声が聞かれました。
20食限定、参加費500円、申し込み不要としたため、赤字スタートです。

活動していることはわかっていても、どんな人が利用しているのか、どんな人が活動しているのか、私が利用していいのかと、様々な不安があり一歩が踏みだせない様子でした。「まってるよ」と声掛けをしすすめています。また、メニューを知らせることで興味ももっていただけるようです。

「こんなにはつくれないわ」、「お茶おいしい、ティーパックはダメね」と喜びの声もあります。今後20食完売が目標です。
食後の会話ははずみます。シルバー会で健康でマージャンをやってますが、参加者が生まれました。シルバー会の活動の様子を知らせるいい機会になっています。
私と初めて会う方には声をかけ自己紹介をしました。「こんなすばらしい会を立ち上げてくださりありがとう。ほしかったのよ」という声もいただきました。まだ学生たちの休みをマッチングしていません。これも楽しみにしています。

92歳の方が家族にこの会について説明したようです。…すると…「子どもも来ていいって」(本人は孫のことだったようですが)、「じゃ~おれ行こうかな」67才の息子の返事。大笑いしたそうです。

今後の展開

自治会役員の方々がこの活動に対し理解していただけたことに感謝しています。場所を自治会館にできたことで地域の方の集まりやすさ、ボランティアの集まりやすさ、活動しやすさを特に感じました。
しかし、始める前に問題発生。借りることにしていたテーブルが借りられない。テーブル探しに苦労していたところ、自治会長さんにチラッと相談。しぶられたものの、ある日突然テーブルが届きました。「ありがたい」の一言です。

自治会に特別会員というシステムがあります。会館の使用は自治会員であれば無料です。自治会にいくつかのサークルがありますが、自治会中心の活動であれば、他の地域の方も特別会員ということで参加できます。サークルの定員割れを補っています。そんな中シルバー会はグランドゴルフ、マージャン、健康体操、卓球、手づくりの会とそれぞれが好きな日に好きな場所へ参加してますが、自治会員でシルバー会員であることが条件です。今回私はその枠をとりのぞき、地域にお住まいの方としました。ごはんの会に参加していろんな活動を知ってもらいたいのもひとつの目的です。

おしゃべりを楽しんでもらいたい、出会いが生まれることも願っています。
私としては、将来、他の地域の方も自由に参加できるかたちにしたいと思っています。体操もマージャンも手づくり活動も食事も、自由にだれでも参加できる場所をもちたいと考えています。

添付資料