「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 いしかわ食わかちai

石川県金沢市 ウェブサイト
生活支援

助成額

150,000円2024/06/21

助成⾦の活⽤内容

満足に食事をとることが困難な方々を対象に飲食料品を支援します。
フードロス問題を啓発し、廃棄される飲食料品の多さをより普及する活動の中で、飲食料品の寄付を募るフードドライブをします。
フードロス問題の啓発とフードドライブをするうえで、資材を石川県、野々市社会福祉協議会から借り、募った飲食料品は石川県で活動されているいしかわフードバンク・ネット、社会福祉協議会通じて受贈者に届けます。

活動場所は主に多数の人が集まるイベントへ出展し、いままでフードドライブといった活動を知らなかった方々への認知を広げることと、チラシ、SNSを活用した、多方面での認知機会を設けます。

また、11月23日には野々市市あらみや公園でフードドライブとグルメを掛け合わせたイベントを主催し、フードドライブに飲食料品の寄付をしてかつイベント当日から1か月前までの日付で1,000円以上の外食や飲食料品の購入した証票を提示いただけた方には、抽選機会を与え、200円、2,000円、10,000円の商品券を景品で渡すことで、フードドライブと地域の飲食関連業界の活性化につながることを企図します。
現状イベントには、地域の飲食店12店舗、キッチンカー3台、農業者4者、食品業者4者の出店を依頼し受諾を得ています、今後より出店者を増やしていく予定です。

フードロスの問題には、石川県中央市場の青果物業者のご協力のもと小売店から返品のあった食材のうちまだ利用できるもの、ご厚意でいただいたものを能登半島地震で被災された障がい者の方々を支援しているJDFに届ける活動とともに、地域の子ども食堂等と連携し生鮮食品の受け渡しに取り組みます。

活動報告

地域助け合い基金を助成いただき、地域で活動する非営利団体・事業者とともに各々活動を周知し、フードロスやSDGsを啓発するイベントを開催できました。

イベントを開催するには多大なお金がかかること、公園を使用するにも行政の後援がないとできないこと、想定をしていなかったトイレ・駐車場問題など種々様々な問題がありました。その様な事業を企画するなかで申請後すみやかにご助成を賜れたことは、事業を進めていくうえで大変心強く活動をやりぬく支えとなりました。

後援の問題につきましては石川県からは場所を用意できればと、野々市市からは石川県からの後援を貰えれば場所の使用申請を承認すると鶏が先か卵が先かという問題となりましたが、気持ちをとぎらすことなくお願いに再三伺った結果、無事に石川県から後援をいただきかつフードロス削減セミナーにて活動報告もさせていただき、野々市市からは公園の使用申請も無事に承認を得ることができました。

11月23日フードバンクの日に野々市市役所の隣のあらみや公園を使用し、
①当団体はフードドライブ(子ども食堂等へ渡す飲食料品の寄付の受付)
②グルメブースが9店舗
③クラフトブースが4店舗、キッチンカーが9台、SDGs等のワークショップが4軒、ステージ出演が16組
石川県・野々市市・北國新聞・FM金沢と大学生・ボランティアのご協力を得て行えました。

当日は駐車場350台が満車になり第二駐車場に案内するほどの来場をいただき、オープニングには600名以上の方に来場いただけるほど賑やかな催しとなりました。焼き芋の店舗には焼き上がりまえから20名以上の列が並んだり、キッチンカーの前にも所狭し人が溢れ、またステージの前には300名以上の人が押し寄せていました。このような沢山の方々にご羅城いただけたおかげでフードドライブとしても49名の方々から413点・171kgの飲食料品をご寄付頂き、翌々日に野々市市社会福祉協議会へ譲渡し、野々市市の母子家庭の世帯へ配付いただくことが出来ました。

イベントにご協力いただいた方々には「この公園でこんなにも盛大なイベントがあったのは初めて見た」、「フードドライブや子供服の交換や大学生のSDGs啓発ワークショップがあったりと内容がとても世の為になるものだと思います」、「ぜひ野々市市の3個目の大きなイベントとして来年以降も継続してほしい」と次回以降も望まれるお言葉をいただけました。

今回のイベントを経て野々市市から次回のイベントについてもお声かけをいただき、市の協力のもと内容はSDGsをメインとしたものに変わりますが継続して行うことを企画しています。また、野々市市の子ども食堂へ多分な飲食料品を定期的に譲渡することで、子ども食堂との新しい連携も出来ました。

これからも分かち合う精神を広められるよう発展していく所存です。

今後の展開

当団体は石川県でフードドライブ・フードバンク(飲食料品の寄付を募る)を行い、子ども食堂や社会福祉協議会へ譲渡する活動を行っています。
今年は野々市市SDGs協働事業に申請し、野々市市と協働でイベントを企画していくにあたり、次回は野々市市の事業者・経済への発展にも貢献していく心づもりです。ぜひ10月にカミーノで行うイベントでは沢山の事業者また来場者のご参加を心待ちしています。

また、新しい取り組みとして廃棄される果物を活用した商品開発を計画してます。
この商品を通じてフードロス削減とフードドライブ・フードバンクの活動をより周知していきます。

ぜひ皆様のご支援ご協力を賜れますと嬉しいです、ご関心のある方は気軽にご連絡ください。
よろしくお願い申し上げます。
https://ishikawasyokuwakatiai.org/

添付資料