「地域助け合い基金」助成先報告
さざんか花の町協議会
大阪府大阪市住之江区 ウェブサイト助成額
150,000円(2024/06/14)助成⾦の活⽤内容
〇活動の概要
高齢男性が気軽に立ち寄れる場を創出する。
地域で顕在化する高齢男性の引きこもり、孤食への対策と、元調理師など得意を発揮する機会を模索する地域住民に会館を開放して、集える場として活動していく。
テーマとしては「介護予防×食生活支援」
〇活動の狙いと対象者
地域で孤立し孤食に陥っている住民、既存の活動では掬い上げることができないニーズを抱える住民を対象として、気軽に立ち寄れる場づくりに取り組みたい。
一方で、地域住民のなかに、そのスキル(調理その他)を活用する機会(出番)を求めている住民に活躍できる場を提供し、担い手として育成していきたい。
〇地域とのつながり方
地域住民の出番を創出、認知症当事者、就労継続支援利用者などへの誘いかけをおこない、大学生との交流機会も検討する。それぞれが自分のペースでいつでも気軽に参加できるように会館を開放していく。
〇助成金の活用目的
調理テーブル・調理器具(コンロ、フライバンなど)の調達をおこない活動場所の整備を図るとともに、食材購入、講師招聘などをして、内容の充実を目指していきたい。
活動報告
今回、当団体に助成金をいただき誠にありがとうございました。
スタッフミーティングをしていく中で最優先に購入すべきものが浮き上がりました。
それが今回購入したキャスター付きテーブルです。
これまでも従来品が有ったのですが重量が重たく二人がかりで持ち上げて両方の脚を立ててロックしないと使えない旧式のテーブルだったため、何か行事や会議が有ると準備する側が毎回大変な労力が必要でけがの心配もありネックになっていました。
それが解消されて準備や後片付けにかかる時間が短縮でき、高齢化してくるボランティアスタッフの方々の心理的ハードルが下がり安全面でも助かっております。
そして今回参加された高齢独居男性の方々にも簡単に美味しい食事が作れるようになるというミッションが一歩も二歩も前進したと喜んでいます。
あと、料理の最中に参加者の方がご自分のスマートフォンを持ってこられて「調理しているところを写真に撮って欲しい」と頼まれました。 そこで、「この写真をどうするんですか?」と聞くと遠く離れて住む息子に送って、食事は自炊できるように習ってるから安心するようにと伝えたいとの事でした。
なんだかホッとする暖かいお話でした。
今後の課題としては、まだまだ孤食の高齢者はおられるので、どのようにしてこの活動を広めてゆくのか一つの大きなテーマだと思っています。
今後の展開
高齢独居男性向けの料理教室は告知(ポスターや口コミ)で広げて行きたいです。
今後の課題は運営する上での費用面の調達などを検討する必要があります。