「地域助け合い基金」助成先報告

 さがのとり久こども食堂

京都府京都市右京区
居場所

助成額

143,000円2024/06/21

助成⾦の活⽤内容

嵯峨野地区において長く(約70有余年)食堂経営をしてきたが、経営者夫婦共々後期高齢者になり、体力的に非常に厳しくなり2023年12月末を以って営業を終了しましたが、令和5年度に町内自治会長を務めた関係で地域社会福祉協議会からこども食堂の存在を知り、何か地域の役に立つ事が無いかと探して、思惑と一致しその準備に取り掛かった次第です。
家は持家でテーブル席20席、座敷で10名程の収容でき、店もそのまま使え、厨房設備も使えるので後は食材費、光熱費等の援助を頂ければ運営して行けるのでは無いかと応募致しました。

活動報告

2023年12月末をもって、70有余年に渡り地域に根付いていた食堂を老齢のため廃業いたしましたが、このまま何もしなくなると駄目になると思い、気力的にはまだまだ働ける間は何か社会に貢献できると確信し、従来からの食事を作るということで、右京区嵯峨野社会福祉協議会の皆様方の協力を得て「こども食堂」を開設しました。

幸いにも持家であり、店内スペースも30名程度着席でき、厨房設備もそのまま使えるので立ち上げコストもかからずスムーズに展開できました。

運営上、チラシ、POP制作が苦手でしたが、近くの「さがの児童館」様の全面協力を得て、物資、人材(ボランティア)も十二分に機能させてもらっています。又そこの児童達も沢山来てくれるので共存感を感じています。
ただ地域のこども達に食事をうまく提供できているのか疑問でもあります。
提供するメニューもカレーライスであればトンカツ・エビフライ・カラアゲ・ウィンナー・コロッケなどを日替わりでトッピングできるようにしています。
因みに食費はこどもは無料、保護者からは300円いただいていますが、保護者からの収入はこども達のおやつの費用に充てています。

悩みといえば食材料の高騰がすごく、特にお米の価格は今年度(令和6年度)は当初の倍以上になり、その他軒並み食材の値上がりで頭が痛いです。

今後の展開

現在「こども食堂」として活動をしていますが、前職の食堂をしていた時にはお客としてお年寄りの一人住まいという方が多く来店していただき「本当に助かるわ」と多くのお言葉をいただいていました。
その方々が「私らも食べに来てもよいか」と多々聞くので将来的には老若男女問わず立ち寄れる「地域食堂」に挑戦したいです。

最後になりますが故堀田力(さわやか福祉財団創設者)様の御意志をぎりぎり(2024年4月1日開催)実現でき少しでもご助力できたことを感謝いたします。同じ京都人として。

添付資料