「地域助け合い基金」助成先報告
三町高齢者等生活支援の会
埼玉県上里町助成額
130,000円(2024/05/16)助成⾦の活⽤内容
この会を立ち上げたきっかけは、一人暮らし高齢者宅の広い庭が雑草で覆われ、更に木の枝が道路まではみ出し、近所からのクレームにも本人が対応できていない事でした。町行政でも処理されず、地元住民の手助けが必要と考えてのことでした。この件は、有志の協力により2日がかりで除草、枝切などの処理を行いました。
高齢者だけの世帯が急激に増加することが予想される中で、身近な地元住民による支え合いの組織を継続的に運営していきたいと思います。
今後活動するにあたり、鎌や剪定はさみなどの工具他諸経費が必要なため申請いたします。
上里町社協へも助成金の相談をしていますが、現時点では会の活動範囲が狭く規定に合わないとして助成対象外とされています。今後の活動実績をもとに再交渉をしたいと考えています。
活動報告
三町高齢者等生活支援の会は、上里町大字三町地区(世帯数約550軒)の高齢者等を対象に、ちょっとした生活の困りごとの支援を行うボランティア組織です
令和5年11月から組織を立ち上げるために、地区の区長・民生委員を中心に会合を重ね、会則や事業計画などをまとめていきました。活動内容は、専門的な技術を必要としない、且つ危険を伴わない軽易な作業と決め、庭の草取り・低木の手入れ・買い物代行・ごみ出し等です。利用料として30分200円を徴収する有償のボランティアとしました。立ち上げに伴い、上里町社協から組織の作り方・ボランティア活動内容や会則など具体的なご指導を受けたことで比較的に早く立ち上げることができました。非常に感謝していると共に引き続きご教授いただくことを望んでいます。
令和6年4月の三町地区の定期総会で会の承認を得ると共に地区の各種団体へも協力を依頼し、更にパンフレットを全戸へ配布することで周知を図りました。
5月から実作業を行う協力会員の募集を始め、現在まで男性9名・女性3名が登録しております。同時に支援の相談受付を開始し9月までに6件の支援活動を実施しました。内訳は庭の草取り、垣根(低木)の剪定、芝刈りなどです。全てがひとり暮らしの高齢者からの依頼です。この地域の特徴として、広い屋敷に広い庭を有しているお宅が多く、ひとり暮らし高齢者には自ら手入れすることは困難であると思います。
8月末までの活動経過を「三町高齢者等生活支援の会だより8月号」を臨時発行し地域住民への報告と困っている方へのPRを図りました。
今のところ除草関連の依頼が多く、協力会員にとって少々ハードな作業になっていますが、依頼者から感謝の言葉をもらうと組織を立ち上げて良かったと感じています。今後は無理をせず長続きする支援活動を目指していきます。
今後の展開
継続的な運営となるように毎月定期的な会合を設け、活動中の反省や課題の抽出、更に各担当地区の困りごとなどの情報交換などを行い問題解決を図っています。
今後、新たな支援の依頼にも対応できるように、協力会員を幅広く募集していきます。
なお、更に広い範囲を対象とした、七本木小学校区域(三町・堤・嘉美・本郷)の4つの行政区約2200世帯での組織運営を図っていきます。三町地区での事例を基に、他3地区の区長・民生委員・協議団体などへ働きかけ、早期立ち上げを行いたいと思います。