「地域助け合い基金」助成先報告

 開成100才体操

福島県郡山市
居場所見守り

助成額

150,000円2024/05/16

助成⾦の活⽤内容

民生児童委員協議会が中心となり、公民館にて百歳体操(年に数回、茶話会を開催)をスタートさせることが決まりました。普段は民生児童委員が、ひとり暮らし等の高齢者宅へ伺い安否確認を行っていますが、通いの場に来てもらうことで、普段とは違った形で安否確認を行うことができます。また、これから始まる通いの場をとおして、多くの地域住民の方と関わっていくことで、私たち民生児童委員がまだ知らない地域の情報を得ることができると考えています。今後、ますます地域の方と繋がりが持てるということを楽しみに活動を行っていきます。
加えて、この通いの場が地域住民の憩いの場や生きがいづくりになればと思っています。

体操については、前方の方に合わせて動くということはできるかと思いますが、この会は地域住民のみの参加で、指導できる方もおらず、主催者側も初めて百歳体操に取り組む方がほとんどです。間違えたやり方を真似するよりは、テレビの画面を見て、説明を聞きながら正しい体操を行うことで効果が出ると感じます。また、百歳体操のみならず、DVDを見ながら追加で体操をしている団体さんも多いです(毎回違う体操のDVDをながしているところもあります)。今後、参加者の筋力がアップし、百歳体操だけでは物足りなくなる等、他の体操に取り組む場合にもテレビ等の機材があることで工夫を凝らした会になると思います。

また、テレビ等を購入することができた場合は公民館に置かせていただけることになっておりますので、子育てサロンや
子育てサロンや世代間交流、他団体の活動にも活用していただけます。他の地域では公民館に地域住民が集まり、映画鑑賞をする等の活用方法もあると伺っておりますので、こちらの開成地区でもさらに地域の交流の場が増え、子どもからお年寄りまで誰もが気軽に参加することができると思います。開成地区は、元々地域住民主体の活動が少ない地域でしたので、これを機にどんどん活動が増えればいいなと思います。

活動報告

いきいき百歳体操がスタートし、初回は何名の方が参加してくれるか不安でいっぱいでしたが、徐々に参加人数も定着してきました。現在はおおよそ30~40名の方が参加しており、お陰様で会場の大きさに合った大きな画面のテレビを購入することができました。隣の方とぶつからないよう広く間隔をとると、最後尾の方は後ろの壁近くまで下がりますが、画面が大きいため、最後尾の方でもしっかりと映像を確認しながら体操に取り組めています。
 また、待ち時間に音楽を流す、体操後に脳トレの映像を流す等、様々な面で活用させていただいております。待ち時間に音楽が流れているだけでも雰囲気が良くなり、参加者も和やかな雰囲気の中で会話を楽しめています。脳トレに関しては携帯とテレビをリンクさせ、YouTubeから脳トレを探し、毎回内容を変えながら流しています。クイズ形式や手を使った脳トレ等内容は様々で、参加者からも好評です。

【参加者の声】
・週に1回みんなの顔を見ておしゃべりできるのが嬉しい。
・いきいき百歳体操でどのくらい筋力が増えるのか楽しみ。
・こういう活動の場を作ってくれて、大変感謝している。

今後の展開

これまで開成地区で様々な地域活動を行ってきましたが、「通いの場」は初めての立ち上げでした。今回、この通いの場を運営している全員が民生委員で、普段は独居高齢者を中心に見守り活動を行っていますが、地域住民に会える場所としてこの通いの場を実施できたのは、私たちにとっても大変嬉しいことだと感じております。この活動を始めて、新たに地域住民同士で繋がりができ、ご夫婦での参加や車いすで参加してくれている方もいらっしゃいます。ご近所さん同士でも、「こういった通いの場に参加をしないと顔を合わせることがない」等という話も伺っており、この活動を始めて良かったなと感じております。今後、口コミがさらに広がり、もっと多くの方にこの活動を知ってもらえるよう動いていきたいと思っています。
私たちは、この通いの場が地域住民の交流の場となり、参加者の健康維持に繋がればという思いで毎週活動に励んでおります。いただいた助成金で必要機材を購入し、通いの場を実施できる状態まで進めることができたことを民生委員一同感謝しております。
現在、郡山市も30度を超える厳しい暑さが続いておりますが、熱中症予防のタブレットを配布し、こまめな水分補給の声掛け、運動前の健康チェック等も行いながら、できるだけ多くの方が変わらず参加できるよう努めております。

添付資料