「地域助け合い基金」助成先報告

 まるちゃんスマホ

京都府京都市右京区
居場所生活支援その他

助成額

80,000円2024/04/08

助成⾦の活⽤内容

通信手段としての携帯電話はガラ携帯からスマートフォンに移行しており、高齢者にとってスマホの機能はもちろん操作方法においても理解できない、慣れない等で活用されていない現状が多々見受けられる。
スマホで電話やメールだけでなくLINEやアプリを活用することで友達が増えてコミュニケーションが広がり、外出の機会が増えるなど生活の幅が広がることを実感していただけるようにフォローしていきたい。

実際に相談会を実施していて感じるのは、我々メンバーも含めて歳を重ねると、理解して使い慣れるまで時間がかかることです。そこでスマホ手帳を作成して各人に配り「理解するまで何度聞いてもいいですよ」をモットーに焦らず、各人の理解度を確認しながら進めている。また、会話をすることで親近感が増して次へと繋がっていくことと思う。

更に今年の4月より相談会でのコミュニケーションを深め、また地域の方々とのつながりを広げる一環として珈琲の提供を実施する計画で進めている。(立ち上げの4か月は助成金を活用する)
また、参加者に分かるように我々メンバーが着用するベストを作成したいと考えている。

活動報告

<どのような活動ができたか>
・4月より毎月第三土曜日の13:30~16:00に京都市右京区中央老人福祉センターにおいて利用者さん及び近隣の方々に珈琲の提供を行いました。
・5月からはスマホの相談を希望される方も徐々に増えてきたので相談に応じています。
・珈琲の提供を通じて参加された方々とのコミュニケーションが図られました。

<すすめるうえでの苦労>
・前もって作業の流れや対応は準備していましたが、メンバーの殆どが経験がなくて実際に行うと手間取りました。特に最初は開催時間前から多数の方が来場され、考えていた段取りが狂って迷惑をおかけしました。
(受付においては注文内容の伝達と番号札の受け渡し、珈琲の提供については開催時に予想以上の人数であったので、用意していた量が足らなくて一部の方には提供までに時間を要しまた。)

<取り組み結果・課題>
・珈琲の提供は 4月 28杯
        5月 29杯
        6月 23杯
        7月 30杯  でした。 天候により多少の差があるように思います。
 
・通常と違った活動が増えたことによりモチベーションが上がり連帯感が強くなりました。
・珈琲や紅茶を飲みながらの会話やスマホの相談はより和やかで、コミュニケーションが強くなり、活性化が図られました。
・参加された方々からの「美味しかった、ご馳走さまでした」との言葉をいただき、やりがいを感じました。
・参加者の方からテーブルに飾る造花や折り紙をいただき、絆が深まりました。
・ユニホーム等の作製により、メンバーのモチベーションや知名度の向上につながっている。
・課題としては、参加者の方々から開催回数を増やしてほしいとの要望をいただいており、実施するに当たっては場所の確保とスタッフの増員を検討したいと思います。

今後の展開

まるちゃんスマホの本来の活動として実施しているスマホの相談会は2回/月実施しています。
これについては、近年スマートホンを持つ高齢者は増加しているものの十分使いこなせていないのが実状です。
私も同様に高齢になるとスマートホンなどのデジタル機器を使いこなすには、何度も操作することで機器に慣れ、基本的な仕組みや操作に関する記憶を定着させる必要があります。そのためには教わった内容を反復学習する機会や操作につまずいたら気軽に相談できる身近な支援団体として携わっております。

これからも継続して活動していきますが、新たに珈琲の提供を実施したのを機会にスマホ相談会においても珈琲等を飲みながら和やかな雰囲気の下で進めていき効果も上がると感じており、前向きに検討していきます。
それにはスタッフの増員も必要になりますので、地域の方々との交流を持ちながら進めたいと思います。
ご協力よろしくお願いいたします。

添付資料