「地域助け合い基金」助成先報告

 子どもと親の居場所 ひなとま食堂

埼玉県鴻巣市
居場所見守り

助成額

150,000円2024/02/14

助成⾦の活⽤内容

本子ども食堂の目的は、地域の子どもたちに安心できる場と食事、学習支援などを提供することで子どもたちの学びや交流の機会を増やしたい。特に貧困や虐待で苦しんでいる地域の子どもたちのサポート場として機能するよう、スタッフや保護者同士、地域の方との交流の場としても使用していきたい。

子ども食堂開催場所 北本市ヘイワールド3階イベントスペース 第1~3金曜日
鴻巣市人形町自治会館 第4~5金曜日 
時間 15:00~20:00

活動報告

こちらの助成金のおかげで、ひなとま食堂という子ども食堂を立ち上げることができました。
ひなとま食堂は埼玉県鴻巣市と北本市で開催していますがどちらの地域も学区内にまだ子ども食堂がなかったので、最初は子どもたちも大人たちも様子を探っていました。
ですがチラシをたくさん配布したおかげもあり、初回1回目から25名の利用がありました。
鴻巣市の会場では、目の前が公園ということもあり、近隣の子どもたちがたくさんきます。
北本市の会場は商業施設内ということもあり、市外からの利用もあります。
子ども食堂を始めて、たくさん地域のつながりを感じています。例えば、近所の方々が野菜の寄付を下さったり、朝のお散歩ついでに匿名でと言って寄付金をくださり、「私ももう少し若ければやりたかったのよね〜。寄付もどうやってしたらいいのか分からなくて今までモヤモヤしていたけど、近くにできたから少しだけど応援しているわ」とお話し下さったり。
たくさんの人と繋がることができて、今では毎週開催のたびにイベント企画ができています。社協にチラシを置いてもらったところ、市のスポーツ推進委員の方がチラシをみてくださり、ボッチャを開催することができています。そのほかにも折り紙教室をやってくれる方もいらしています。
開催場所は社協の方が繋いでくださり、大変助かりました。
現在の課題としてはボランティアスタッフの確保と、金銭面の確保が課題です。
ひなとま食堂は利用条件は特になく、誰でも利用できる子ども食堂です。その中で開催を重ねるごとに子どもたちの心が飢えていることに気付かされています。中には貧困の子、ネグレクトっぽい子もいます。個々に対応できるようご寄付いただいた食料を一部大変なご家庭、お子様にお渡ししたり、親の話に2〜3時間耳を傾けたり、乱暴な子には気持ちを伝える方法を繰り返し教えたり、わたしたちにできることを今後も積み重ねていければと思います。

今後の展開

ひなとま食堂は子どもと親なら誰でも利用できる子ども食堂です。
もちろん妊娠中の利用もO Kです。また、望まない妊娠や家庭内に居場所がない子の相談にものります。
ひなとま食堂のボランティアさんは元教師が3人、保育士2人、医師1人、薬剤師1人、元警察官1人と頼れる人がたくさんいます。
また、ひなとま通貨がありお手伝いをするとお小遣いがアップして好きなものと交換できるようになっています。子どもの主体性を大切に、生き抜く力をつけて欲しいと考え、子どもたちは率先してお手伝いをしてくれています。
自分の住んでいる地域から居場所はここにあるよ!と発信を続け、子育て世帯に今の時間を子どもと一緒にれ楽しんで欲しいと願っています。

添付資料