「地域助け合い基金」助成先報告
ミライツナグ
愛知県春日井市助成額
150,000円(2024/02/15)助成⾦の活⽤内容
・畑活動を通して、畑を長年経験してきた高齢者から、これから畑をやってみようという若い世代が知識を学び、一緒に活動を楽しむ場を作る。
・畑をこれからやってみようとする世代は子どもを持つ子育て世代もあり、子どもから高齢者までの幅広い交流の場となる。
・子どもたちが未来において安心して地球で生きられるよう、地球環境に配慮した「自然栽培」で畑を運営する。土や周りの環境を汚さないだけでなく、できた作物も健康の観点で安心・安全なものになる。
・その安心安全な作物を使って、通常は畑をやっていない地域の子どもたちを呼んで鍋や焼き芋などの食事会を開催することも今後の計画として盛り込みたいと考える。
・畑の運営方法として、
ミライツナグの畑全体を「みらい畑」と命名し
①いつ誰でも参加でき、近隣の人とつながりを持って楽しむことが目的の「みんなの畑」と、
②真剣に畑を学んで一から自分でやってみたい人のための「わたしの畑」
の2種類を用意し、様々なニーズにあった畑活動を予定している。
・今回の畑活動の会計は、従来のミライツナグの活動とは別立てとし、畑活動だけの個別会計として計上する。
活動報告
畑の経験者が誰もいない状態で、皆初体験、素人、という状態で始めました。
初めてなので、ちょっと体験したい!という方用の、みんなで共同で野菜を作っていく畑と、自分ですべて一からやってみたい人用の個人畑、という2種類の畑を作ってスタ-トしました。
畑を自分で全部やってみたい!という方が結構多く、個人畑は全部利用者ありの状態でスタート!
無農薬・無化学肥料で、環境を壊さない、環境に負荷をかけない畑をやりたい!という想いは強かったのですが、小さいとはいっても畝が1 0畝ほどあり、夏になってからの雑草対応がとても大変です。
初期メンバーも、始めてみると予想以上に大変であることを実感し、抜けていく人も多く、畑作業というのは本当に大変であることを実感しました。
なんとか、もっとたくさんの方にご参加いただきたい!と、SNS広報とチラシの両方で広報を続けています。チラシを見て参加してくださる人もいるので、地域の回覧板にチラシを入れていただくなど、若者→ SNS、高齢の方→回覧板のチラシ、といろんな広報の手段が必要だと思っています。
今のところ、2歳のお子さん連れの親子や、40代の女性、7 0代の女性、とさまざまな年代の方にご参加いただいています。
まだ、なかなか地域に知れ渡っていないので、少しずつ地道に広報をしていきたいです。
畑しごとをしていると、ご近所のご老人が声をかけてくださり、畑について教えていただくこともしばしば。そういった交流もできるのも、この畑コミュニティの良さだなと改めて感じています。
畑に参加された方は皆さん、「一度畑作業をしてみたかったんです!」とおしゃいます。土に触れる機会の提供をするとともに、安心・安全なものを自分で作って食べること、地球環境に配慮することを、これからも継続的に、自然に伝えて行けたらいいなと考えています。
今後の展開
春日井市の市民団体ミライツナグの畑活動「みらい畑」では、様々な年代の方が自由にご参加いただけるコミュニティ畑です。
最近では、肌が敏感な大人の方や子どもたちがいたりしますし、これからの子どもたちのためにきれいな地球を残したい、という想いから、自然栽培で畑活をしています。
土に触れると、心が落ち着いたり、癒されたり、という効果もあります。
そんな効果が認知され始めたからか?最近では畑作業が見直されてきました。
野菜が育ってくるのをみるのは、とても楽しいです。種まきから始まって、芽を出し始めた時の喜びや、実が成ったとき、収穫して食べたとき。どれも、生き物に触れる喜びは格別です。
しかも、 自然栽培のお野菜のおいしさはさらに格別です。
ぜひ、一度「みらい畑」を訪れてみてください。
自分の手で、食べ物を育てる楽しさを体感していただけると、とても嬉しいです。
そして、土に触れることで、その土が自分に取って安全であることの大切さを知っていただき、地球を壊さないことへの氣持ちも育んでいただけると、もっと嬉しいです。