「地域助け合い基金」助成先報告
戸坂ともいきネット
広島県広島市東区
助成額
150,000円(2024/03/21)助成⾦の活⽤内容
日頃の取り組みでも述べたが、戸坂ともいきネットとは関係機関、地域団体や住民のつながりを深めることを目指したネットワークの名称である。発足から5年目に入り構成団体間の連携は密となった。しかし、現在構成団体間のみのネットワークにとどまっている。そのため、ネットワークの一員である戸坂圏域で暮らすすべての住民につながりを意識してもらうための周知活動を行いたい。
住民への戸坂ともいきネットの認知度を上げるため、戸坂ともいきネットとは…という紹介やリーフレットを手にした地域住民の方が戸坂ともいきネットの一員としてどのようなことが出来るかを掲載したリーフレットを作成し、町内会やサロン、学校や銀行、コンビニなどの住民の生活の場に配布し、広報をしていきたい。また、ステッカーと共に戸坂圏域の企業、店舗等幅広く配布することで周知を図る。また、令和5年12月から広島市初のデマンド型乗合タクシー「戸坂ともいきタクシー」の実験運行が開始となり、本格運用につながるよう、圏域の重要な社会資源を広報し、育てていく役割をともいきネットが担っていくことも重要な役割となる。
周知することの効果は、戸坂で暮らしている住民をみんなで見守り、助け合う仲間としての意識を醸成していき、戸坂圏域内の見守りの目をより細かく厚くすることにより、地域の「気になる人」が支援につながるような仕組みづくりの強化である。また、つながりの可視化をおこない、「戸坂お役立ち情報」冊子掲載店舗や戸坂圏域の金融機関やサロン、学校や事業所等も戸坂圏域で生活し営む仲間として連携の強化をしていく。
お互いが各々の業務のなかで「共に」「活き活き」「生きる」ためにできることをしていくなかで、課題や問題が発生した際には、戸坂ともいきネットのネットワークで共に解決にむけて協力する体制を拡大・構築していきたい。
活動報告
戸坂ともいきネットの周知を目的に、リーフレットとステッカーを作成。毎月開催している実務者会議にて、1年半かけて内容やデザインの検討を重ね、完成。
戸坂にある公民館や福祉センター、集会所、学校、金融機関、病院、薬局、事業所、店舗、学区社協や町内会、サロン等を訪問し、主旨説明とともにリーフレットとステッカーを配布。
戸坂ともいきネットの周知とともに、戸坂に住む・働いている人全員がネットワークの一員であるとともに、日頃の生活や業務の中で困った時や異変を感じた時にリーフレット掲載の相談できるところに連絡して欲しい旨伝えた。また、賛同いただける場合、建物入口や車両にステッカーを随時貼っていただいている。
また、年1回開催している戸坂ともいきネット実行委員会では、例年の参加者に加えて、リーフレット・ステッカー配布先の団体も参加していただいた。日頃の活動内容や今後のつながり作りについてグループワークを実施し、お互いの思いや活動内容を共有。
参加団体からは「戸坂の中でいろいろな方々と交流する機会があったが、多職種の方々が一緒にいる場には初めて参加した。大変勉強になった。」、「とてもいい企画だと思う。これがどんどん広がればと思う。広げていくのが私達、今日参加した人の役目かなと感じた。」、「今後も是非このような会へ参加させていただきたい。」など好評の声を多くいただいた。
今後の展開
今後も戸坂ともいきネットの周知拡大とともに、ネットワークの拡大や連携を深めていく。
具体的には実行委員会で開催したような多種職他機関の情報共有の場を、継続するとともに、実務者会議などの参画メンバーへの加入も打診していく。