「地域助け合い基金」助成先報告
南湖ボランティアセンター
神奈川県茅ヶ崎市助成額
100,000円(2024/02/08)助成⾦の活⽤内容
【内容】餅つきを通して、薄れている世代間交流、地域交流を図る。
【目的】コロナ前は地域イベントとして様々なところで行われていた餅つきが、コロナ禍で開催できず地域内の交流の場が無くなっていた。また、時代の流れと転入者増により、近所でも顔を合わせる機会が減少している。誰にでも親しみのある「餅つき」を使い、地域の活性化、世代間の交流を主な目的とし、活動のPRを通じて担い手の確保も視野に入れたい。
【狙い】①世代間交流 ②地域の活性化 ③顔がみえる地域づくり ④活動のPRと担い手の確保
【期間】令和 6 年 2 月 21 日(水)、及び 25 日(日)
【対象】地区内住民(他地区からの参加も可)
活動報告
私達は、当ボランティアセンター(以下、ボラセン)の認知度を上げ、一緒に活動いただけるボランティアの確保、及び地域の活性化、世代間交流を目的に餅つき大会を行う計画を立てました。出来るだけ大勢の方々が集まれるよう、出来上がったお餅を無償で配布する方針を立て、その可能性を模索しました。実施に先立ち、保健所には当イベントの開催につき相談し衛生管理などの指導を頂き開催の確認をしました。今回の助成金が餅つき大会を実施するうえで大きな役割を果たし、計画通り参加者全員に出来立てのあんこ餅・きな粉餅・おろし餅を無償で配布する事が出来ました。餅つき用の主な資器材(臼・杵など)は地区内の公民館から借用する事が出来ましたが、会場では直火を使えないため、お米を蒸す、お湯を沸かすなどは事務所調理室のIH器具を新たに取りそろえることにしました。地域自治会からもテントや交通整理用のツールの貸し出しなどの協力を得ました。餅つきの力仕事はボラセンに登録しているボランティアの他、地域の自治会会員、大学生から小学生までの若人、更には自主参加の市議会議員に担って頂きました。搗き上がった餅の調理には女性陣だけでなく地区の子ども食堂より多世代と方々の参加となりました。
本番当日はあいにくの雨模様でしたが、クリエイト茅ヶ崎南湖店の軒天下スペースを提供いただき無事餅つきを実施する事が出来ました(クリエイトの2階にボラセンが入っています)。この催しになるべく大勢の方々に集まっていただくよう定期広報誌及び号外チラシを作成し地区内全自治会約3,500世帯に自治会の協力で回覧しました。雨天にもかかわらず約150名の参加者が来場され餅つきを楽しんでいただきました。狭い場所での開催となったため、交通整理には万全を期すため地区内の駐在員にも協力を頂き、交通安全にも注意を払いました。
参加者よりは次はいつやるのとか、実施者側からはまたやりたい等の意見が出ており来年度事業の一つに定着させたいと考えています。また目的の一つである新たなボランティア希望者も出てきており、この催しが役に立った証となっております。参加者は自治会の他、老人会、子供会、地域包括支援センター、市社協、市職員、など多くの地域の団体の方々で、当地域で多世代にわたる人とのつながりの強さを感じる事が出来ました。これからも、餅つきだけでなく色々なイベントを企画し人との結びつきを大切に活動したいと思います。
今後の展開
当ボランティアセンター(以下、ボラセン)は地域住民のちょっとした困りごとを、同じ地域住民が支援する活動を行っています。
また、ボラセンの会議室を利用し、地域の方々の居場所となるよう毎週日曜日「喫茶ぼらぼら」を一昨年より開催しています。
更に「喫茶ぼらぼら」に多くの方々が集まりやすい居場所にするよう、コグニサイズ、習字小屋などのイベントを同時開催しています。
餅つきもこの一環のイベントとして実施しました。
私たちの望むところは押しつけの支援を行うのではなく、本当に困っている方々に適切な支援を行うことです。
そのためにも、「こんなことに困っている」とボラセンへの相談をお待ちしております。
ボラセンの目指す活動を活性化するため、多くの地域の方々に認知して頂き、私たちはアンテナを張って地域の方々の困りごとを拾い上げ、市社協、包括支援センター、行政機関等と情報を共有し最善な支援活動を行いたいと考えています。