「地域助け合い基金」助成先報告

 ケアカフェ巻実行委員会

新潟県新潟市西蒲区
居場所その他

助成額

150,000円2024/03/12

助成⾦の活⽤内容

今年度中にケアラー支援についての講演会と交流会イベントを開催する。一般社団法人日本ケアラー連盟代表の堀越栄子氏に新潟市に来てもらい、新潟市の会場において、講演会を開催する。その際に一般参加者のネットワークづくりをおこなっていく。そのネットワークを活用し、継続的に情報提供や、つながっている方々の中で新たな助け合いのしくみを構築していけるようにする。そのネットワークは令和6年4月から新たに立ち上がる団体で運営していく。

活動報告

2024年3月23日にケアラー支援についての講演会と交流会イベントを開催できた。一般社団法人日本ケアラー連盟代表の堀越栄子氏に全国27か所のケアラー条例のお話しをしてもらい、条例における実践も話してもらった。一般参加者のネットワークづくりは参加申し込みの際にも参加者から希望があり、名簿作成を行った。3月23日のあとに、参加者の中で地域の茶の間での座談会を提案され、4月6日(水)に西蒲区の福井という地域で定期開催の茶の間に参加させてもらい、ケアラーカフェの開催をして、日本ケアラー連盟の話やケアラー条例がある地域の話をした。
今後も定期的に行ってほしいというニーズがあった。今後はそのようなかたちで広く進めていこうと思っている。ケアラーカフェの開催は、3月23日にできたネットワークで情報発信をしていく。

課題については、そもそも3月23日のイベント開催の広報を、新潟日報と福祉系職能団体のホームページと、新潟市美術館など、もともとつながりがある機関にイベント開催チラシを置かせてもらっていたが、メディアは、新潟日報だけしか載せてもらえなく、新潟日報もかなり小さい広報であった。行政機関については広報の掲載を断られた。その様な経緯もあることと、あまり関心がないのか、参加申込者23名とかなり少なかった。もっと重層的支援やケアラー支援についての必要性の周知と発信をしていかないといけないと思う。

今後の展開

大切な家族や身近な立場の人が病気や障がい介護が必要な状態になってしまった場合、まずどうすれば良いのかわかりにくいです。その結果使命感や責任感で自分自身の時間と労力を注ぎ、自分自身を犠牲にして、疲弊してしまう。
その様な悲しい結果を招かないように、わかりやすい相談機関をつくることと、相談機関側から手を差し伸べに行く活動をしていきたいと団体をつくりました。一般社団法人福祉lab(いっぱんしゃだんほうじんふくしらぼ)です。
病気や障がい介護が必要な人当事者の支援制度はあります。しかしそれを支える人の支援の術はなく、また、当事者の背支援制度も十分とは言えず、当事者を支える人の互助の力を頼りにしているところが大きい。それを社会で解決していくという方向性が見えてきているが、具体的取り組みは不透明である。それをきちんと形として活動していき、重層的な支援体制が実現できるようにしていきたいと思っています。当団体は、人の暮らしに関わる、医療、保健、福祉、介護、司法の専門家が8人、理事に就任しており、伴走型の支援を心がけています。各分野の専門的視点で一緒に課題の解決に向けて携わらせてもらいます。新潟市内で4月1日から始めさせてもらっております。各家族会、一般企業、商店街など、人が集まる団体には関わり、説明していきたいと思っておりますので、是非つながらせてほしいと思っております。

添付資料