「地域助け合い基金」助成先報告

NPO法人 猪飼野セッパラム文庫

大阪府大阪市生野区 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2023/12/04

助成⾦の活⽤内容

本年4月に大阪市天王寺区から現在の生野区に移転した。その移転費用は会員からの寄付金や助成金から捻出した。
新しい法人事務所は元々在日朝鮮・韓国人の多く住まいする地域であったが、ここ数年はベトナム人を中心に多くの外国人の生活地域になってきている。
しかし、その多くが日本語が充分理解できず、また生活習慣も違うため、地域におけるトラブルもある。
日本人と外国人がともに楽しく生活できる地域に貢献をすべく、来年初めより、地域の外国人を対象に日本語・日本の生活習慣を学ぶ機会を作りたいと思っている。

活動報告

助成金をいただいたおかげで、念願の活動を始めることができました。
地域的には爆発的に外国人居住者、とりわけベトナム人、ネパール人が増加しているが、それぞれでグループをつくり地域社会との分断が見られています。当初の目的はその方々が日本語と日本文化にふれ、学び、地域で生活することが普通にできるように手助けできればということでした。
実際、来日したばかりのネパールの若者が参加していましたが、一人は移住し、ひとりはレベル的に他の受講者に追いつけないということで離脱しました。レベルの差に対応することが必要になっています。
現状、中国人、スリランカ人、韓国人の参加となっていて、地域性も思惑通りではない状況が見られます。
受講者も仕事の関係などで急な欠席もみられました。経費的には負担になりますが、もう少し、地域に根差した活動になるように無料で継続し、その後有料化も含め、考察していきたいと思っています。

今後の展開

地域における生活者に外国にルーツをもつ方々が増えていることは、誰の目にもあきらかです。
彼ら日本語・日本文化を学んでもらい、交流をすることで、私たち日本人側の理解を深めていくことが地域の福祉と発展に不可欠と思います。
皆さんのまわりで、日本語を学びたいと思われている外国の方がおられたら、ぜひご紹介ください。
当NPO法人は場所もわかりやすく、だれでも利用できるところですので、一度お立ち寄りいただければと存じます。

添付資料