「地域助け合い基金」助成先報告
う一ちゃんの部屋
京都府宇治市助成額
150,000円(2023/11/09)助成⾦の活⽤内容
自分にも何かできないかと思いはじめた際、生活支援コーディネーターのお誘いを受けて、実際に地域の集会所やコミュニティーセンター等で行われている様子を見学させていただいた。参加者が皆、楽しく有意義な時間を共有しておられる様子に大変感銘を受けた。
そこで、「もし私ならば」と考えた時、地域に住まう引きこもりがちになっておられる高齢者の方々のために、自宅の例えばリビングなどを集う場にできたら、地域のつながりを生むきっかけとなり、より身近に居場所があることで、住み慣れた場所で安心して暮らせるお手伝いができるのではないかと思い、立ち上げ資金として今回この資金の情報を得て応募を決意することとなった。
以前は隣近所に誰が暮らしどうしているかなど、井戸端会議等を通じて情報が行きかい地域のつながりがあったが、特にコロナ禍以降そのつながりが希薄となり、孤立しがちになっている。今回の計画では、地域に住まう引きこもりがちになっておられる高齢者の方々に声をかけて、自宅のリビングダイニングを使って、簡単なお菓子作りを一緒にしながら会話を楽しみ、出来たてのお菓子をほおばり、お茶を飲みながらまた会話を楽しむ、井戸端クッキングの会にしたい。また、我が家には、愛犬(うーちゃん)がいる。うーちゃんがその場にいることで場が和み、リラックスして参加していただける効果があると考えている。
当面の目標として、月1回開催する計画であるが、この基金は特に立ち上げ経費と衛生、個人情報の管理、安全面等に配慮した環境に整えることに活用したい。
活動報告
私たちが住まう地域を中心に、特に同じ町内など本当に身近な方々に直接声掛けをして参加を呼びかけました。隣り近所でも益々疎遠になりがちで一人暮らしの方が増えている現状の中、今回の取り組みをきっかけとしてつながりができ、毎回4~5名の方が参加されています。
月1回の開催ですが、毎回楽しみにしていると嬉しい声を聞くことができています。活動内容は、一緒に簡単なお菓子づくりをして出来たてのお菓子を食べながら話をしています。一緒につくる過程は、久しぶりに作った、どうやってつくるの?簡単にできるし家でも作ってみようかなど、和気あいあいとそれぞれができることをしながら盛り上がります。
食べながらの会話は、地域の話題はもちろんのこと、防災の話や介護の話、昔話等々話がつきず、毎回時間を超過してしまうほどおしゃべりが進みます。毎日の生活に意欲的になり、家族のためにお菓子を作ってみたと喜ばれています。
今後の展開
これまでは知っているけどあいさつ程度だった関係が、親しい友人に変化しています。
小さな変化ですが、地道に続けて行くことを大切にして、今後も少しずつですが地域の方たちとつながっていきたいと思っています。