「地域助け合い基金」助成先報告

 Musub.i.me

東京都大田区 ウェブサイト
居場所見守り

助成額

138,000円2023/10/13

助成⾦の活⽤内容

現在は月に2回程、大田区の施設、水神公園集会室(南雪谷5-10-14)をお借りして開催しています。
会場費は団体で負担しております。現段階では区の助成制度はなく、一回お借りするにあたり3時間の利用で1,500円かかります。
まずはこの地域に定着するためには最低限、週に1-2回の開催を目指しております。
助成金を受給することが出来ましたら施設使用料にあて週に1回以上の開催をし地域に定着させ、不登校児童にとって居場所としての選択肢を増やしていきたいと思っております。
地域の方も参加してくれております。子ども食堂の協力以外にもハンドメイド作家の方が参加し工作を教えてくれたり、ボランティアとして地域の方が参加してくださったり区議会議員の方々も現状を知っていただくために見学していただき地域の方にもご協力いただいております。
今後も地域の方と一緒に子どもたちの安心安全な居場所を作っていきたいと思っております。

私たちの考えは<学校へ行かなくていい>と思っているわけでなく社会勉強、経験値を高める、たくさんの人と交わる上で学校に行けるのであれば行くことが最善ではあると思っております。
しかし、一定数、壊れそうな心を抱えながら学校へ必死に行く児童、また学校へ行けず家族としかコミュニケーションがとれていない児童がいる現状です。
学校へ行けなかったらそれで終わりではなく学校へ行けなかったけどMusub.i.meへ行き人と触れ合うということが大切なことであると思います。一人にさせない環境が大切です。学校へ復学することを目標にはしていません。その子その子に合った関わりを少人数の中で丁寧な関わりをし、児童1人1人が自分らしくいられる居場所としての確立が私どもの目標です。

Musub.i.meの由来は誰かと誰かを繋ぐ。(人との関わり)何かと何かを繋ぐ。(学校との連携や教育センターとの情報共有)をする結び目の役割を果たしたいという思いがあります。
そのためには現状の月2回より回数を増やし定着させたいのですが現状団体の全額負担ですので継続していくことを考えると難しい状況ですのでお力をお借りしたく申請させていただきました。

活動報告

学校に行けなかった日の居場所として公園集会室をお借りして開催しました。この1年間でMusub.i.meから学校へ復帰した子どもたちが6名程度おります。学校の集団に入ることが難しかった子どもたちがMusub.i.meの小集団の中で人と関わる楽しさを感じ、少しずつ集団、教室に入ることが出来るようになりました。地域の子ども食堂さんにもご協力いただきお弁当をみんなで食べたり子ども食堂さんまで子どもたちとお弁当の受け取りに行き、地域の方との交流をすることもできました。大切にしていることは学校へ行けない子どもたちもその親御さんたちも一人じゃないと感じることや人との交流を持てる場所を作ることです。保護者の方から親子共々助けられたし、子どもが帰宅してMusub.i.meでの様子を笑いながら話してくれることがとても嬉しく救われましたとのお言葉をいただけました。貴財団の助成金がなければここまで継続して開催することも子どもたちに様々な経験をさせてあげることも難しかったので心より感謝致します。これからも私共の活動はたくさんの子どもたちが利用するのではなく利用されなくなることだと思います。しかしたった一人でもこの居場所を必要としている子どもたちのためにここでたくさんの経験と楽しい想いを感じさせてあげ、活力にしてもらえるよう今後とも精進してまいります。

今後の展開

子どもたちが自分らしくいられる場所でありたいと思っています。
その中で人との交流、地域との交流をこれからも深めていきたいと思っています。
大丈夫!ここにいていいんだよ!
学校へ行けない子どもたちに一人じゃないこと、大丈夫だから安心しておいで!とあったかく迎えてあげたいと思っています。
その中で人の温かさを感じて集団生活へ戻っていけるといいなと思います。

添付資料