「地域助け合い基金」助成先報告

 明成こども食堂いいじ~

石川県金沢市
居場所配食・会食

助成額

150,000円2023/10/26

助成⾦の活⽤内容

明成小学校下のこどもが安心して楽しくごはんが食べられる食堂を目指し開設しました。開設とほぼ同時にコロナ禍となり、会食形式ではなく配食形式をとっています(貸していただいている公民館では、コロナ禍に引き続き飲食が解禁されていないため、会食形式を行えない状態にあります)対象をこどもだけに限定せず、地域のおとなや高齢者にも来てもらい、「一緒に食卓を囲み、少しずつ会話をしていくこと」で多世代の交流を図りたいと考えています。人間にとって大切な「食」を通じた居場所に、子育て世代の親子にも足を運んでもらうことで、普段は忙しい夕飯の時間帯をこどもとゆっくり食事できる「だんらんの場」にしてもらうことを目指し活動しています。

活動報告

私たちのこども食堂は、校区の公民館の調理室をお借りして調理しています。今回、経年劣化(公民館が30年以上前に購入したもの)によりガス釜からガス漏れしているということで、公民館のガス釜を買い替えることになりました。しかし、公民館ではもうガス釜を使用せず、こども食堂負担で購入してほしいというお申し出がありました。私たちの子ども食堂には十分な財源はないため困っていたところ、こちらの助成金を受けることができ、無事にガス釜を購入することができました。また、フッ素加工を施した最新のものを購入することができたため、以前のものに比べ、お米のこびりつきも少なく、洗うのがとても簡単になりました。スタッフの負担が少なくなり、その分利用者さんと交流する時間が増えました。
2024年1月1日に起きた能登半島地震により、金沢や私たちの地域にも避難されて来られた方が多くいらっしゃいました。その方々に私たちも何か支援することができないかと考え、無償でお弁当の配布・支援物資のお渡しを開始しました。お弁当・支援物資のお渡しだけではなく、スタッフとの会話の中で不安をお話しされたり、笑顔での交流が喜んでもらえ、取りに来られた能登の方々がお礼を言ってくださりました。少しでも役に立てたようでうれしかったです。この活動は今後も続けていく予定です。
2024年8月より公式ラインも開設しました。以前は、お弁当を取りに来られた時に次回開催日をお伝えしていました。その方法だと、お弁当を取りに来ないと次回開催日が分からない状況になっていました。そこで公式ラインを開設することにより、次回開催日をお知らせしやすくなりました。公式ラインの開設により、以前利用していた方も再度申し込んでくださるようになり、注文数が増えました。笑顔でお弁当を取りに来られる方が増えて、スタッフ一同元気をもらっています。
ガス釜購入以外にも、毎回発生する貸し館料、食材費等を助成していただくことにより、より円滑にこども食堂の運営が行われました。

今後の展開

明成小学校下のこどもが安心して楽しくごはんが食べられる食堂を目指し開設しました。開設とほぼ同時にコロナ禍となり、会食形式ではなく配食形式をとっていました。貸していただいている公民館では、2024年4月より飲食可となりました。スタッフの都合を整えたうえで、2024年10月よりお弁当をイートインできる形での会食形式を開始、2025年1月には会食形式を中心とした子ども食堂に変更していく予定です。対象をこどもだけに限定せず、地域のおとなや高齢者にも来てもらい、「一緒に食卓を囲み、少しずつ会話をしていくこと」で多世代の交流を図りたいと考えています。人間にとって大切な「食」を通じた居場所に、子育て世代の親子にも足を運んでもらうことで、普段は忙しい夕飯の時間帯をこどもとゆっくり食事できる「だんらんの場」にしてもらうことを目指し活動していきます。 
また、2024年1月1日に起きた能登半島地震により、金沢や私たちの地域にも避難されて来られた方が多くいらっしゃいました。その方々へ無償でお弁当の配布・支援物資のお渡しを開始しました。お弁当を取りに来られた際に、「知らない土地で過ごす不安」や「誰かとお話ししたい」という要望も聞きました。それらの要望も今後解消できるようになっていけばいいなと、思います。

添付資料