「地域助け合い基金」助成先報告
【個人】 太田 照美
京都府京都市北区
助成額
65,000円(2023/09/21)助成⾦の活⽤内容
活動の目的
・近隣地域の方々、高齢者に限らず、老若男女誰もが参加できる場です。参加をとおしてふれあいや絆を深め合えるような居場所を作りたいと思い、2022年4月より活動を始めました。
居場所活動の概要
日時 月1回第2日曜日午前10:00~12:00まで
場所 デイサービスセンター春らんまん
参加費 100円
内容 体操・ダンス(ヨガ)/喫茶(交流タイム)を中心としたプログラム。
会場となるデイサービスセンターの庭で各種植物を育てているため、季節を感じるお茶会やお野菜収穫祭なども地域の方々と企画していきたいと考えています。
(開始したばかりのため、当面は体操やダンスと喫茶での交流に取り組んでいきます。)
活動や企画について
・この居場所づくりは学生ボランティアとともに企画しています。特にプログラムのダンスについては、高齢者にとってどうしたらわかりやすいか、一緒に相談し、アイデアも出してもらっています。
・交流時間では参加者、運営スタッフ、みんなが一服しておしゃべりを楽しめるよう、お世話する人、される人と分け隔てることが無いようにみんなで交流の場づくりをしています。
活動報告
元気な高齢者の方が集いダンスを通して気軽に交流できる場が新たに生まれました。現在も楽しみに参加してくれています。行政などが推し進める体操の良さもありますが、それとは異なり、誰でも手に入れることができる市販DVDを用いた「自分がやってみたいダンス(アーティストtrfダンサーが監修するダンスプログラム)を、身近な場所で仲間と一緒にできる」ことを楽しめる場となっており、参加者みなさんに喜ばれています。
ダンス後の交流では、自身が参加する他の取組みについて誘い合う姿もあり、健康づくりをテーマに普段どのように取り組んでいるのかなど、気になることについて参加者は自然に情報交換できています。カルチャースクールではない地域の身近な場所で実践されている取組だから安心できる方も多く、お互いの楽しみを共有しあう場にもなっています。
お母さんとともに参加された娘さんからは、あまり聞かないダンスプログラムであったことや、新しい方と交流ができたことを喜ばれていました。いつもとは異なる相手との交流が刺激になることや、事前申込など必要なく、誰でも参加できる気軽さが有難いとの声もありました。
新たな取り組みであることから、参加者は現在進行形で募集しています。近隣住民の参加もありますが、継続される方が少ない傾向にあります。大人数にする必要はないと思っていますが、もう少し多くの参加者に対する活動として広めていきたい想いです。
また、運営者同士では、活動にかける想いの違いなどあり、プログラム内容や運営方法に関し意見が合わず苦労した場面もありました。これについては継続してコミュニケーションを図っているところです。
学生の協力により運営していますが、ダンスを得意とする学生と繋がる場面もありました。継続してもらいたい気持ちはありますが、学生らの状況からはそれが難しい印象です。若い世代が関わることの良さは間違いなくあるので、すでに地域行事に参加してくれている学生団体や個別のつながり、北区の社協にも相談しながら、学生が関わってもらえるように働きかけていきたいと考えています。
今後の展開
「楽しいから参加する」人たちが集う場として、いつからでもだれでも参加できる場です。ヒットソングのダンスなので、リズムテンポは早めで振りがわからない場面も多く、うまく踊れないとの声もありますが、「それがいいよね」と、この場では、何よりも楽しむことを大切にしています。
広いデイサービスセンターの環境もお借りし、季節が良くなったら園芸を楽しむ機会なども実施予定です。いつからでも誰でも参加できます。プログラムはダンスが中心ですが、踊れなくても大丈夫!をモットーに継続していきたいと考えています。地域にもいろいろなプログラムがありますが、楽しさは参加してみないとわかりません。私たちが感じている楽しさを、ぜひ一度、あなたにも体験してほしいです。ご参加をお待ちしています。