「地域助け合い基金」助成先報告

 商福連携プロジェクト実行委員会

埼玉県草加市
居場所見守り配食・会食その他

助成額

150,000円2023/08/29

助成⾦の活⽤内容

この助成金を活用して、継続的な活動を行いたいと考えております。
現在、この活動は私たち実行委員会の持ち出して行っていることから、取り組みを広げることに限界があり、助成していただけたら周知活動を積極的に行い、今よりもっと多様な方に活動をお知らせしたいと考えております。
第4回では、草加市社会福祉協議会のコミュニティーソーシャルワーカーから、自宅に閉じこもっていた方が社会とつながるきっかけ作りとして、参加させてもらえないかと相談を受け、ブースに参加していただきました。
この活動が、そのような方の居場所になっていけたら、地域とつながることから始めてもらえたらいいなと思っています。
始めた当初、福祉関係は障がい者だけでしたが、もっと多様な方に参加してもらいたいと思い、今後は、高齢者・子ども、外国籍の方など、地域に住む多様な方々の居場所作りをしていきたいと考えています。
また、草加市には、古くから多くの商店が存在しており、人情溢れる方やお祭り好きな方がおります。
イベントという場で楽しく、明るく、開催することで、多くの商店に参加を呼びかけ、参加してもらうことで「福祉」を自然な関りの中で理解してもらい、共に支え合いの街づくりを目指していきたいと考えております。

活動報告

当団体は商工と福祉をつなげて、地域の方や商業者の方の交わるきっかけをつくってきました。B型事業所、生活介護事業所の利用者は一般的に工賃が安く、最低賃金を大きく下回っている現実があります。今回、イベントを通して2023年一年間で上記の利用者(障がい者)のべ60人以上に時給1000円の工賃を支払う事ができました。回を重ねるごとに福祉事業所への認知と地域の方への認知が広がっていったと思います。※助成金で購入したネオンは夜間イベントをやる際に大変好評でした。

またSNS告知が中心でしたが、チラシの作成費をいただけたので、当イベントを知らない層へのアプローチが可能となりました。
利用者の中には最初参加をとまどう方が多く見受けられましたが、同じ障害当事者が楽しく働いているのを見て、徐々に参加希望者が増えていきました。また、18歳未満の小学~高校生までの放課後等デイサービスを利用している障害児も参加してくれて、出店している一般の商業者のお仕事のお手伝いをする事によって、お互いに新しい交流をつくる事ができました。※保護者の方からも『家で見せない姿を見ることができた』『一般の方と交流する事によって課題や、子どものできることが見えた』などのお言葉をいただきました。

また、社協の方からご紹介いただいた、ひきこもり当事者の方がイベントに参加され、その方は絵を描くのが得意な事から、『人見知りの似顔絵屋さん』としてイベント出店し、ご自身の決めた目標金額を早々に達成する事ができました。障害福祉事業所と地域の商店街とのコラボ商品の話も上がっており、今後も地域の方の交流やチャレンジの場として継続してイベントを行っていきたいと思います。

今後の展開

福祉事業所ではイベントを行う土日に出店するのが難しいという事もあり、今後は商品の集約(複数事業所のものを持ち回りで各事業所の代表が販売する)などをし、現場の負担を軽減していこうと思います。
まだまだ、認知や『関わりたい』と思ってもらえる企業や障害当事者の方が少ないので、商福連携にご興味ある方はご連絡いただけると幸いです。

添付資料