「地域助け合い基金」助成先報告
長後みんなのおうち食堂
神奈川県藤沢市


助成額
150,000円(2023/08/04)助成⾦の活⽤内容
①安心・安全な食事の提供
高校生以下の子どもと70歳以上の高齢者は無料とし(それ以外の方は200円以上の募金協力をお願いする)、孤食を防ぎ食を通じた居場所の提供をする。
②遊びを通じたた世代間の交流
食事後、施設の大広間を使って、ボードゲーム(すごろく、オセロ)やブロックパズル遊び、TVゲーム、囲碁、将棋、おりがみなど準備し、多世代間交流を図る。
トラブル防止のため専任スタッフを配置予定。藤沢総合高校ボランティア部もお手伝いで参加の予定。
③地域コミュニティの活性化、親世代の負担軽減
共働き世帯や核家族化がすすみ、PTAや子ども会、自治会などの半強制的な組織への参加は消極化しつつあり、地域のつながりの場が少なくなってきている。それに伴って孤独死やヤングケアラーなど地域のつながりがなければ解決できない問題が増えてきている。現代社会においては、問題解決のために地域の有志の力を活用した強制ではない『子どもを通じてみんなが自由につながれる場の提供』が重要と考える。
食事をする、他者とかかわる本事業は、親世代の負担軽減につながり、また食事の受け手だけでなく、担い手側にもとってもよいコミュニケーションの場になると信じている。
活動報告
①安心安全な食事の提供を通じた地域の居場所づくり
当初計画より2倍以上の参加申込があり、対応できる限界まで受け入れしている(現在参加者100名、ボランティア20名程度)。
高齢者から家族連れまでたくさんの方に来場いただき、皆さんから「おいしかった、ありがとう。」「ぜひまた来たい!」等の声が寄せられ、ボランティアとしてもやりがいを感じることができた。
食事の場では子ども同士、親同士のテープルができて会話を弾ませる様子や、相席になった親子連れ同士が会話する様子もみられ、改めて地域のコミュニティの場として子ども食堂が重要な役割を担っているとの思いを新たにした。今後も「長後みんなのおうち食堂」が誰もが参加できる明るく開放的な場として認知され、より参加者の裾野が広がることを期待したい。
②遊びを通じた多世代間交流
長後みんなのおうち食堂では食事の後、みんなが自由に遊べる遊びの広場を用意して専任ボランティアを配置し、遊びを見守っている。いろいろな年代の子が遊べるようにポードゲームやプロック、パズル、カードなど用意している。近隣の藤沢総合高校から毎回ボランティア高校生が数人来てくれて、子どもたちの遊び相手になってくれており普段接点の少ない地域の小中高生、大人がふれあえる場となっている。
③進める上での苦労や課題
回を重ねるごとに地域での認知が広がり、参加したいけれどお断りせざるをえない方も増えてきている。現在事前申請の先着順対応しているが、公平性の面から今後工夫が必要である。長後みんなのおうち食堂は、一人暮らしのお年寄り、家で一人ごはんを食べる子どもたち、また平日仕事で忙しい子育て世代が、ごはんづくりの負担なく地域のみんなとおしゃべりしながら食事を楽しむ場であり、そのような人たちにより認知と利用が広がるように引き続き宣伝していきたい。
今後の展開
長後みんなのおうち食堂サポーター大募集!!
☆今後月一回の食事の提供だけでなく、子どもの長期休みにあわせて臨時開催をし、地域の子育てを応援していきたいと考えています!
☆ごはんづくりが好きな方、子どもが好きな方、おしゃべりが好きな方、一緒に長後みんなのおうち食堂をつくっていきませんか。
☆長後みんなのおうち食堂は一人一人のボランティアスタッフによって支えられ、運営できています。
神奈川県藤沢市長後近隣にお住まい方はぜひご連絡ください。