「地域助け合い基金」助成先報告
北総地域不登校親の会「ひだまり」
千葉県成田市 ウェブサイト助成額
65,000円(2023/08/29)助成⾦の活⽤内容
子供が不登校やひきこもりになり、心配と不安で孤立して悩む親が、同じような状態で孤立している親同士でつながり、ほっと気持ちがゆるむ居場所を作りたいと思い作りました。
子供が学校へ行かなくなり、家からも部屋からも出られなくなるような時、学校や教育支援センター、行政とは別に、同じ境遇の他の親とつながり、心の安心を得られます。
子供も精神的に不安定になりますが、同じようにそばにいる孤立している親も不安定になります。まず、親の心のケアをして精神が安定して、そして不安定になっている子供に向き合う事が大事なようです。
・孤立した親と子に交流する居場所かミニイベントを開催したいです。
・親の心のケアをしてくださる講師をお呼びして親向けのセミナーを開催したいです。
活動報告
私の地元成田市では、最低でも300人の不登校児童とその家族がいます。その親へ、カラフルサロンをどうやって告知するかが大変でした。
何とか成田市小・中学校、富里市の中学校、香取市の中学校へカラフルサロンの告知ができ、15名の参加者が集まりました。
11月5日、11月21日、12月5日と3回に渡ってカラフルサロンを行いました。
カラフルサロンでは、長年、教育関係に携わってこられた先生の重みのある言葉がたくさんあり、子どもの発達としては、食と健康の話、あらゆる面での情報を教えていただけ、何より参加された方がみんな笑顔になられていました。
今回、思いきって助成金を申請し、奥村先生をお呼びしてカラフルサロンを行うことができて、本当に良かったと思います。
カラフルサロンへの助成金を出していただき本当にありがとうございました。
今後の展開
今後も月に一度の親の会(お話会)は継続していきたいです。
今回のカラフルサロンが冬でお子さんが体調悪くされたり、学級閉鎖になったりで、3回のセミナーをお休みされた方も多く、もしまたカラフルサロンを開催できるならば、春以降のカゼなど心配ない季節にまた開催するのも良いなと思いました。
2016年9月文科省が全小中学校へ向けて「不登校は問題行動と判断してはならない」との通知を出しました。
多くの不登校児童の親は、自分の子どもが不登校になることについて「犯罪」をおかしているような、そんな気持ちを持つ方もいます。
「不登校は問題行動ではない」と文科省も通知していますので、当事者の子ども、親、学校の目が問題行動ではないとの認識が浸透するように、これからも活動を続けて行きたいと思います。