「地域助け合い基金」助成先報告

 G・小さな支え合い

栃木県那須町
見守り生活支援移動支援

助成額

100,000円2023/08/09

助成⾦の活⽤内容

私達の地域は、退職後の転人者も多く高齢化率も高い。
住民同士がお互いに困っていることを助け合いながら、安心して年をとり、住み慣れた地域に住み続けられることを目指しています。
団体名「小さな支え合い」は高齢者が高齢者を支えていくことになることから、自分たちのできる範囲そして広範囲ではなく近隣地域での助け合いということから「小さな支え合い」としている。

・外出活動支援(買い物、通院、サロン・ふれあいルーム参加、施設送迎等)
・屋内活動支援(掃除、洗濯、ごみ出し等)
・屋外活動支援(草刈り、片付け、修理等)
・書類作成、囲碁相手、話し相手、買い物代行等
利用者、支援者双方が会員登録をして、チケット制(支え合い券: 3,000円/1枚600円×5枚)で活動。
支え合い券1枚は、活動をした支援者500円(活動費)、100円(事務経費)

活動報告

リタイア後の移住者が多い高齢化率42%越えの当地域ではこの活動を「待ってました!」との様に地域包括支援センターからの問い合わせ→依頼につながることが多い。
①高齢者同士の支え合いなので夏季の草刈り、庭掃除等は活動しないこと位にしている。
②通院支援が多いので助成金を活用して、運転者講習会を実施、栃木移動ネットワーク担当者の作成した運転チェック表に則り一人ひとり点数で運転の確認ができた。今後も安全運転の確保に、年1回程度は継続していきたい。
③現在利用会員41名、支援会員19名。通院支援依頼が多く活動者が少ないので担い手不足となっている。チラシを作り、配布したが応募は1件で、今後の活動に不安が大きい。
町第1層協議体主催で「助け合い交通について」の講習会を開きこの活動の広報もした。
④利用者会員の感想
*送迎依頼で伺ったときに、TVのリモコンの使い方、電池の交換などちょっと困っていることを解決して、「助かりました。ありがとう!」
*送迎の車中で「人には話したことが無いことを聞いてもらい、今日はスッキリしました。」と感謝された。
*利用前のコーディネートでご自宅へ伺い、いろいろなお話をする中で、一人暮らしでいろいろなことで困っていて、いつ頼むかわからないけど会員になったことですごく安心しました。」との言葉
★単に支援者、利用者という関係だけでは無く、信頼関係が生まれて私たちの住む地域で人と人が繋がり安心して暮らし、年を重ねられるという「目指すこと」の一端を感じられる

今後の展開

*支え合いながら 那須の地で、いつまでも*

【大切にしていること】
*利用者会員の支援開始前コーディネートや支援開始からの関わりでは、利用者会員の話を丁寧に聞き取る。
*利用者会員からの依頼が困難な場合、支援会員は高齢者が多いので無理をしないでシルバー人材センターや専門職に繋ぐ。できることの支援に限る。
*支援者会員間の情報、問題点の共有化
・役員会、月例会は最低1回/月、ライングループの活用
・運転者講習会(買い物、通院支援等での安全運転の確保)
・とちぎ地域福祉ネットワーク内(移送サービス連絡協議会)講習受講(座学、実技) 
*一体感が持てるグループづくり(例:茶話会・親睦会開催など)

2025年 団塊の世代が75歳・後期高齢者に、2040年 団塊ジュニアが65歳を迎えます!
超高齢社会はこれからも続き、地域に高齢者がたくさん生まれます。
≪支え合う地域づくりは、私たち住民の力が必要です≫
私たちは支え合って暮らしていくために、何ができるでしょうか?


『地域の人ができることの歌』 曲:オクラホマミキサー 替え歌 
1、さあ 見つけよう さあ 見つけよう 地域にある宝物 使える場所や ヤル気ある人 まわりにたくさん眠ってる 見つけたら 気付いて   みんなで 出し合って お茶飲み会をしてみれば  地域でできること 見えてくる
 
2、さあ やってみよう さあ やってみよう 地域で声かけ お節介 自分にできる 小さなことが やがては 誰かの役に立つ 助けて 助けられ 支えて 支えられ 誰かの支えになることが 自分の幸せになっていく
  
一人より二人で 二人よりみんなで 地域のみんなで取り組めば 住みやすい 未来が 待っている

今一度、自分が出来ること、していることを出し合って、自分の地域の資源を見つめて見ましょう!
(新上五島町 社会福祉協議会)生活支援コーディネ―タ―作(一部、編作)さわやか福祉財団全国会議

添付資料