「地域助け合い基金」助成先報告

 せいか365プロジェクト Let's DIY

京都府精華町
居場所その他

助成額

150,000円2023/08/07

助成⾦の活⽤内容

これまでメンバーの自宅の駐車場で活動をしてきました。そのため、資材が雨や日光で変色、腐朽する、仕掛品を保管できない、作業スペースが限られるためメンバーを増やせない、近所へ騒音や埃で迷惑をかけるなど課題を抱えていました。
必要な電動機器も、メンバーが仕事で使用しているものや個人で購入したものなどを借りあいながらの製作でした。
このたびつながりを活かし働きかけたところ、地域の方の倉庫をお借りすることができ、新たに活動場所を設けることができました。資材や仕掛品の保管もできるようになり、新たなメンバーを迎えることもできました。
しかしながら、木工作業に不可欠な丸鋸や集塵機などの電動機器をこれまで私物に頼ってきましたが、持ち運びが難しい、仕事で使用するなどの理由で新しい活動場所に確保できておりません。
この基金を、新しい活動場所で使用する電動機器の購入資金に活用したいと考えています。
電動機器を揃えることができると、格段に作業効率が上がります。誰もが安全に簡単に電動機器を使えるよう治具や作業台を整えることで、普段使い慣れていない機器でも使いこなせるようになります。
今後いっそう地域の諸団体や自治会とつながって、製作依頼に応えたり、ワークショップ開催や地域のイベントへ参加していきたいと考えています。
今後の具体的な予定は、秋頃に地域の方に呼びかけてワークショップを開催し、3 月に子どもたちが参加するイベント「お宝発見ウオーク」のブースを担当できればと考えております。
さらに今後 3D プリンターを利用し、プラスチックと木材を組み合わせた作品の制作にも取り組めればと構想しています。

活動報告

地域に新たにできた作業場所で活動するために、木材加工に必須な丸ノコと集塵機を購入しました。
個人の道具を持ち込まなくても作業できるようになり、ワークショップなどの材料も短時間に大量に切断することが可能になりました。
しかしながら、道具の扱いには危険も伴うため、技量のある者だけでなく経験の少ないメンバーでも安全に確実に使用できるよう、のこぎりガイドの必要性を感じ、製作していくことになりました。
せっかく新しい場所で活動を始めたので、この地域の方を対象にワークショップを企画することにしました。
案内チラシを作成し同地区に全戸配布したのですが、当初はなかなか申し込みが集まりませんでした。
開催が危ぶまれたのですが、改めてつながりを活かして働きかけたことで数組の親子や近所の方が応募をしてくれました。
当日は天候にも恵まれ、参加してくださった親子からは、「日頃使うことのない電動工具に触れる経験ができて良かった。」「家に帰ってからも兄弟で一日中遊んでいました。」など嬉しいお言葉をいただきました。
ご近所の方からは、「このような活動をされているとは知らなかった。ぜひ続けてほしい。」と言っていただきました。
まだ試行錯誤しながら少しずつ活動の幅を広げている段階ですが、より多くの方にわたしたちの団体と活動を知っていただく必要性を感じました。
こうして地域の方や子どもたちと交流することで、わたしたちも日頃の活動とは違った刺激や喜びを感じ、また次の活動へと前向きな思いを抱くことができました。
今後も、新たな製品を開発したり、地域のイベントに参加したり、ワークショップを企画したりと活動を発展させていきたいと思います。

今後の展開

私たちはいま、新たな製品の開発を進めています。
坂道をトコトコ歩きながら下りるアヒルのおもちゃ、木の棒を何段も積み重ねることで自由に形を変えて飾れるクリスマスツリーのオブジェの試作をしています。
アヒルのおもちゃは構造をパターン化して、アヒルだけではなくさまざまな動物やロボットに形を変える展開ができればと考えています。
クリスマスツリーは、早速月末のクラフトフェスタでワークショップを開催できればと考えています。
また来年の3月には、毎年精華町の子ども達が楽しみにしている「お宝発見ウオーク」というイベントが開催予定です。
そちらに、杉の丸太切り体験やネジでロボットを作るブースを設けられないか話し合っています。
引き続き、地域の諸団体からの制作依頼に応えるとともに、今後も地域のみなさんに楽しんでもらえる活動を通し、わたしたちも元気をもらい、地域のつながりが深まっていくことを目指します。

添付資料