「地域助け合い基金」助成先報告
大木戸歴史村づくりの会
福島県国見町助成額
125,000円(2023/08/01)助成⾦の活⽤内容
まずは花の生育を通して、地域町民同士の交流機会を作ることを目指しています。国見町は高齢化率42%を超えており、高齢者の活動や交流機会が少なくなってきています。そのため、地域活動を通して、町民同士の定期的な交流機会や花の手入れを行うことによる活動機会の提供をしたいと考えています。
令和4年度は春~夏にかけてはひまわりの種蒔きから開花イベントの実施、冬~春にかけては菜の花の種蒔きから開花イベントの実施を行いました。これからも同スケジュールで花畑づくりを実施しており、現在はひまわりの開花に向けて準備を進めております。
助成については、今年の菜の花作りから来年のひまわり畑作成の期間をお願いしたいと考えており、多くの町民に楽しんでもらえるような機会・場所を作っていきたいです。
活動報告
2023年10月ひまわりの苗を撤去し、菜の花の種蒔きを実施。2024年4月には『さくらと菜の花まつり』を開催。桜と菜の花を背景に子供たちが日本舞踊を披露しました。会場にはたい焼きや団子、カレーライスなどの屋台も並び来場者の方々は満開の桜の下での食事を楽しみました。また、春の全国交通安全運動に合わせて、福島北署桑折分庁舎が啓発活動を実施。交通安全やなりすまし詐欺への注意喚起を行いました。2024年5月には終了した菜の花を撤去。6月にはひまわりの種蒔きを実施。7月は『七夕まつり』を開催。会場にはひまわり畑をバックに流しそうめんやかき氷などの屋台が並び、多くの方に来場していただきました。花の生育に合わせてイベントを実施することにより、多世代交流の貴重な機会とすることが出来ました。
今後も継続的に実施する上での課題として、ボランティアの確保や費用の捻出が挙げられました。苗の撤去や種蒔きを実施する際に、協力者を募いましたがそれぞれ家庭の事情等により協力が出来ない方もいらっしゃいました。また、協力者には高齢者が多く、作業中に疲弊されている姿が見受けられました。種蒔きの方法や休憩時間の確保など改善すべき点が明らかになりました。費用に関しても、助成金で賄った部分をどのように補填し継続していくか検討する必要があると考えています。
今後の展開
最近では核家族世帯の増加、地域における連帯意識の低下から多世代交流の機会が減少していると感じています。そのためには、行事をきっかけとして町民が集まることにより、意図的に顔の見える関係を形成していくことが必要だと考えています。これからもお祭りをはじめとして、地域の行事で何回か顔を合わせることによりお互いが気にかける存在になることで、ささえあいの意識が醸成されていくことを期待したいです。今後も継続的に花畑を作り、抱き合わせで行事を実施することにより様々な方が関わる機会を持ってもらいたいという想いで続けていきたいと思います。