「地域助け合い基金」助成先報告

 高野学区を元気にする会

京都府京都市右京区
その他

助成額

150,000円2023/07/27

助成⾦の活⽤内容

従前から地域有志の集まりとして「高野学区を元気にする会」を立ち上げ、居場所づくりや公園体操等の活動を実施してきたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、活動自粛を余技なくされる時期もあった。
しかし、活動の再開にむけて生活支援コーディネーターや地域包括支援センター等とも連携・協働していきながら活動を再開することができた。今年度から地域神社での祭礼が3年ぶりの実施予定となっており、その時期に合わせ高野学区を中心とした地域住民に対して地域の懐かしい写真展示やスライドショー等を通じての写真展の実施を企画している

地域住民同士の支え合いの場づくりとしても機能していた地域のお祭りにて写真展を企画実施することで、多世代の住民が地域の姿や歴史について知る機会とするとともに、地域住民が人と人とのつながりづくりの大切さや尊さについて改めて認識し、地域における支え合い活動の一層の推進につながるような活動展開を図っていきたい。

活動報告

令和5年10月15日、田中神社の祭礼において「なつかしの写真展」を開催した。
コロナ禍で地域の活動が自粛となり、4年ぶりの祭礼になった。お祭りを盛り上げたいという気持ちと、有志の会で何かやりたいという気持ちが高まり、今回の企画となった。
メンバーや地域包括支援センターから地域住民に呼びかけたり、歴彩館の資料なども活用し、高野中学校区内の風景や生活の様子の写真を集め、パネル展示と映像にて写真展を開始し、祭礼に訪れた方に楽しんでいただいた。
地域住民(特に高齢者)から写真の貸し出しに協力してもらうことは意外に難しく、写真を趣味としている方や、昔ちかくにあった工場に勤めていた方から記念冊子をお借りした。
広報チラシを作り、地域の回覧板や掲示板、大型ショッピングセンター、地域福祉組織の会合等で広報を行った。
地域の氏子大祭と並行して神社の集会室で写真展を開催することで、多世代の参加者や写真に興味がある方に気軽に来場してもらうことができた。
取り組みの課題として、写真のデジタル処理ができるメンバーが限られており、大半の準備を特定のメンバーが行うことになり、負担が大きかったと思われる。パネルの糊付けや会場設営などの工程は多くの有志のメンバーで行うことができた。

今後の展開

居場所を継続運営していくうえで課題の一つとして参加者の固定化があった。より多くの方に参加いただくためには活動内容を多彩なものとし当会の認知度を上げていく必要があり、その様な活動を継続していく事によって地域のつながりを豊かなものにし暮らしやすさの向上を図りたい。
住民参加型の活動(たとえば歌声コンサート)を行い、いろんな方が参加して孤立や閉じこもりの防止につなげたい。
人によって興味や楽しみは違うものであり、いろんな活動をしていろんな人に参加してもらい、地域のつながりを強くしていきたい。
新たな協力者として地元のショッピングモールが「なつかしの写真展」の取組み評判を聴いて「是非ともショッピングモールでも開催協力をお願いしたい」旨の声掛けをいただき、令和6年6月17日より展示会を開催することにつながった。本取組みを起点として多様な主体と地域とのつながりが生まれていることから、地域での支え合いの輪をさらに拡げていきたい。

添付資料