「地域助け合い基金」助成先報告

 エコ田んぼNORA

埼玉県ふじみ野市 ウェブサイト
居場所

助成額

150,000円2023/07/24

助成⾦の活⽤内容

活動目的1
遊休農地を活用した有機・無農薬、手作業による田植えや稲刈りなど自然循環型農業を継承して生物多様性にあふれる水田の保存に努めるとともに、地域の子ども、学生たちに居場所を提供し、田植えや稲刈りをとおして農業と自然の豊かさを学び合いながら地域のコニュニティ形成を目指す。

具体的な活動
・苗床づくり、田植え、草取り、稲刈り、稲架かけによる天日干し、収穫後の藁を利用した堆肥づくりなど伝統農業の継承
・地域の高等学校(埼玉県立ふじみ野高等学校)生徒や子どもエコクラブなどの近隣住民との協働による、水田を使った自然環境の保全
・農業関連の学習及び自然循環型農業先進地の農民との交流
・切った藁、米糠による堆肥づくり
・味噌造り
・水田の生物環境調査

活動報告

私たちは、遊休農地を活用した有機・無農薬、手作業による自然循環型農業を継承して生物多様性あふれる水田の保存に努めるとともに、地域の子どもたちに田植えや稲刈りの農作業体験の居場所を提供し、自らが食べ物をつくることや自然の豊かさを体感してもらっています。
 今年は、コロナの5類移行に伴い、子どもたち(子どもエコクラブ)はのびのびと田植えや稲刈りを大人たちと協働して行いました。特に稲刈りは、普段手にしたことのない鎌を使いましたが、大人たちにフォローされながら怪我することもなく上手にできました。稲を刈ると蛙が飛び跳ね逃げていくのを子どもたちは楽しそうに追いかけていました。刈った稲を1週間天日干しにし、助成金で購入した脱穀機を使って籾にしました。脱穀機はとても性能が良く、またたくまに籾袋がいっぱいになりました。
 年明けには凧揚げを兼ねて。田んぼで収穫した緑米の餅つきを子どもたちも参加してやる予定です。
子どもにとっては、自分で作ったお米を食べるのは感激だと思います。大人たち会員にとっては、孫のような子どもたちや親たちが参加することによってエネルギーをもらえますし、私たちも稲作技術を子どもたちに継承できる喜びがあり、田んぼをとおした地域のつながりができたことを実感しています。

今後の展開

今後は子どもエコクラブだけでなく、コロナで参加できなくなっていた市内の県立高校の生徒にも農作業に参加してもらいより広い居場所づくりをしていきたいと思います。また高齢者との共生や居場所づくりに力を入れている地域コーディネーターとも協力し、高齢者も参加できる米作りを目指していきたいと思います。

添付資料