「地域助け合い基金」助成先報告

 玉取区会

茨城県つくば市
その他

助成額

150,000円2023/07/03

助成⾦の活⽤内容

「玉取三世代交流夏まつり」
コロナ禍によりこれまで3年間実施できないでいた三世代間交流事業を実施する。
地域の児童相互及び保護者間のふれあい、また、神輿会等の現役世代やシルバー世代との交流など、以前はそれぞれが単体で活動していて、ここ数年特に交流が希薄になっていた三世代が一同に会して交流し、明るく元気で健やかな地域、安全・安心な地域づくりを目指す。具体的には一緒にゲームをしたり、昔の遊びを体験したり、そのほか太鼓演奏や演舞なども行う。
事業は、区会の他、子供会、シルバー会、神輿会の協力を得て行う。

活動報告

玉取区は、地域内の団体であるシルバークラブ、子供会、神輿会の協力を得て、コロナ禍によりこれまで3年間実施できないでいた「玉取夏祭り2023」を三世代交流事業として実施しました。
当日は好天に恵まれ、約130名の多数の方々に来場いただき、今回の助成金支援により開催できたことで、地域内での世代間交流により、住民同士の絆作りに貢献できたと思います。
祭りでは、お囃子会による太鼓演奏、よさこい連による演舞があり、シルバークラブによる昔の遊びコーナーでのわらじ作り、水鉄砲作り、ベーゴマ回し、竹馬乗り、輪投げを、神輿会や子供会はゲームコーナーやフードコーナーを、区会は全般の運営をそれぞれ担当するなど、各団体が一致協力して活動し、祭は事故もなく無事に終了できました。
特に、昔の遊びコーナーでは、シルバー世代と若い世代と子供たちの間で、若い世代ではあまり経験のない昔の遊びを通して、三世代交流が深まりました。また、シルバークラブの方々も早くから一生懸命に準備を始められ、皆さん楽しく生きがいをもって作業に取り組んでいたのが印象的でした。
また、竹馬乗りや水鉄砲作り、ベーゴマ回しでも親子でシルバー世代に教わりながら楽しんだり、最後のつくば音頭では参加者全員で輪になって踊るなど、三世代間交流が深まる成果を上げることができました。

ただ、課題として残った事項としては以下のようなことがあげられました。
・祭り開催のため、関係者で構成する実行委員会を立ち上げましたが、4年前の祭りの経験者が少なく、計画時に全体像をつかむことが困難であった。これについては、前回より記録を多数残し、反省会を行うことで解消したいと思います。
・計画段階で、協力団体の一つが参加を辞退し、地域の輪が乱れることが懸念されましたが、祭り開催には影響も少なく、中心の子供たちなど皆で楽しめました。「つながろう、心で 広げよう、笑顔の助け合い!」の目的のため、来年開催には協力を得られるよう対話を継続していきます。
・上記のようなこともあり、準備期間が短くなってしまい、地域の方々へのPRが十分できませんでした。このため、子供会が中心となった周知により、参加者がやや子供中心となってしまったことから、来年は大人の参加者を増やすため、大人も楽しめる企画を増やす必要があると思われました。

また、祭りの運営に、地域に貢献されている福祉関係の方々などにも参加いただくなど、地域の輪を広げながら祭りを盛り上げていくことも考えています。
今回、貴財団のご支援をいただいたことで祭りを無事開催することができました。ここに厚く御礼申し上げます。
今後は今回の成果や問題点等を分析し、地域全体を巻き込んだ自前での祭り開催に向けて努力してまいります。

今後の展開

『玉取夏祭り』については、玉取区会として、防犯・交通安全・環境美化等また地域振興のための意見交換などの場にとどまらず、『笑顔のたすけあい』の場になれるよう、これからも地域を盛り上げていきたいと考えています。計画の段階でも当日の祭りの場・反省会でも、自由闊達な意見が飛び交い、“防災”や“福祉活動”に対しても、この協力体制はスムーズに移行されると考えられ、これからも地域の助け合いの輪を広げていけるよう努力してまいります。

添付資料