「地域助け合い基金」助成先報告

 南千田西町千寿会

広島県広島市中区
居場所見守りその他

助成額

150,000円2023/06/30

助成⾦の活⽤内容

こちらの地域周辺には、集会所がありそこでは月に2回講師による体操教室を行っている。しかし参加費が高く、回数も少ないため、毎週気軽に体操に取り組める場所がほしいという地域の声が聞かれるようになったため、今回の体操教室を計画した。
地域に住む高齢者が身近な場所で、通いの場づくり、筋力の維持・向上、地域のネットワーク構築、役割づくりを目的に週1回体操に取り組む活動を6月末より開始したいと考えている。
具体的には、まず週1回体操に取り組むことで筋力が向上する。曜日や時間を意識し、会場まで足を運び他者と交流を図ることができるため認知症機能低下予防にも繋がると考えている。また週1回地域住民と顔を合わせることで普段の様子を知ることができ、体調や様子の異変に気付くきっかけにもなると考えている。今まで交流することがなかった住民同士が会場で顔を合わせることで、会場の外でも交流するきっかけになればと思っている。体操教室を行うときに、参加者の受付や会場準備が必要となってくるため、そういった役割もできる範囲で参加者と一緒に実施していきたいと考えている。
今後の活動で、地域住民が気軽に体操に参加し、週1回通う習慣ができるよう関係者と協力しながら実施していく。
この基金は上記運営のための資金に活用したい。

活動報告

こちらの助成金を受けることで、体操教室をすぐに開催することができました。私たちが住んでいる地域は年々高齢者数が増加しており、昨年度からは高齢者人口の半分以上が75歳以上になっている状況です。健康寿命延伸を目標に、できるだけ早い段階で高齢者が通える場所、・運動に取り組める場所を作りたいと考えておりました。
今回の体操教室開催を計画し案内を送付したところ、予定数以上の申し込みがありました。地域に住む高齢者たちも健康の意識があるものの、なかなか運動に取り組むきっかけがなかったのだと感じ、今回の体操教室の開催の必要性をさらに実感しました。物品も揃い、無事に週1回で体操に取り組むことができています。おもりも重さを調節できるものを購入させていただいたため、個人の体力に合わせて活用でき、より効果的に筋力をつけることができています。
体操教室を運営していくにあたり、世話役の負担が大きくなってしまうのではないかと心配されていましたが、世話役だけでなく参加者も交えて何度も話し合いを行い、会場の鍵の管理や片付け、受付など世話役を中心にではありますが参加者みんなで取り組めるようになりました。
週に1回、体操を行うことで身体が違うと実感したという方、行く前は「しんどいな、休もうかな」と思う日もあるが顔見知りの方たちも参加しているので自分もがんばろうと思えると話してくださった方もいました。
今後は健康・運動に対する意識が広がり、地域住民にとってなくてはならない通いの場として、長く続けられたらと思います。

今後の展開

こちらの会場は老人会が管理しているもので、老人会発展のため始めたものではあります。老人会に加入していても何も活動に参加していない方、以前加入していたが辞めてしまった方、加入していない方、様々ですが、この教室を知って、老人会のことも知り、発展につながればと思っています。老人会に加入していない、回覧版がまわってこない住民へも、これから地域住民が立ち寄るお店などにちらしを掲載したり案内を行ったりしたいと思っています。最初は老人会へ加入していなくても体操に参加できます。続けようと思っていただけたら、一緒に老人会に加入して体操に取り組みましょう。

添付資料