「地域助け合い基金」助成先報告
一般社団法人 応援サポートハウス おばちゃんち
石川県宝達志水町 ウェブサイト助成額
150,000円(2023/06/29)助成⾦の活⽤内容
農業体験は、不登校やひきこもりの当事者にとって、社会に出る一歩を踏み出すためのきっかけ(はじめの一歩)になります。また、高齢者との関わりは、双方に生きる力を与えてくれます。
具体的な活動内容としては、以下のようなことが挙げられます。
■農作業の体験
■農作業の講習
■農作業を通じての交流会
■農作業の地域イベントへの参加
これらの活動を通して、当事者は、農業に関する知識や技術を身につけることができ、それに加えて自分で何かを成し遂げた達成感を得ることができます。
そして、高齢者との関わりを通して、生きる意味や価値観を見直すきっかけになります。
地域とのつながりとしては、以下のようなことが挙げられます。
■地元の農協との連携
■地元の農家との連携
■地元の学校との連携
■地元の行政との連携
これらの連携を通して、地元の人との交流ができ、その交流の中で、自分育てができます。
活動報告
私たちの団体は、18歳までの若者向けに「経験値を積む」お手伝いとして、地域の農家さんのご協力の元、農作業体験活動をしています。
活動概要
私たちは、地域の農家の方々と協力し、さまざまな農作業を体験しました。具体的には、田植え、収穫、畑の手入れなどを行い、作物が育つ過程を学びました。
成果と学び
1. 地域とのつながり
地元の農家の方々と一緒に作業することで、地域の人々の温かさにふれることができました。若者が寄り農業に興味を持てるよう、手作業ばかりではなく、機械での作業やそれぞれの用途に合った農機具等も教えていただき、体力的にしんどいばかりではないことを感じさせていただきました。
2. 農業への理解
実際に農作業を体験することで、農業の大変さと重要性を実感しました。食べ物がどのようにして私たちの食卓に届くのかを学び、感謝の気持ちが生まれました。そして、農作物に対して愛情を感じられた場でした。
3. 環境意識の向上
自然と触れ合う中で、普段のせわしい日常から離れることができ、開放感を味わうことが出来ました。
4. 世代間交流
お年寄りの農家の方々から、昔の農法の話などを聞くことが出来ました。昔の人の苦労があって今があるのだと感じました。昔の人って、体が本当に丈夫だなぁとも感じました。
今後の展開
この貴重な体験を通じて得た学びを、今後の活動に活かしていきたいと思います。若者が地域で農作業や加工品作りに加わることで、地域が活性化し、新しい産業へと結びついてほしいと考えています。さらに積極的に地域課題に取り組み、社会貢献になればと考えております。
そして、このような活動から
・農業と他の仕事の組み合わせ「新しい働き方」が生まれること、
・農業体験を通じて地域の課題に気づいた若者が地域課題解決型の起業をすること、
・自給を自足的な生活や、地産地消を重視したライフスタイルの実践をすること、
など、新しいことがどんどん生まれていくことを願います。
その一貫して、私たちは通信制高校の生徒向けに「体験型宿泊」も始めています。
これは農業に加え、地域の個人事業主さんや企業さんのご協力の元、就労体験などの、多様な経験を若者に提供できる仕組みを構築中です。
詳細はホームページ:https://obachan.sitoa-tunagu.com
をご覧いただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。