「地域助け合い基金」助成先報告

 川﨑書道教室~ぽかぽか~

佐賀県唐津市
居場所見守り生活支援

助成額

143,000円2023/05/23

助成⾦の活⽤内容

川﨑書道教室~ぽかぽか~では、毎日の地域のより所として活動しております。
困ったときは、いつでもおいで!困ってなくてもいつでもおいで!を掲げ、子どもも大人も、地域で見守っています。
平日、お習字に来ている子はお習字を(月謝)。
平日、子どもの居場所、大人の居場所として来ている人には無料開放し、宿題や遊びながら過ごしています。児童クラブに行きたくない子、親のお迎えが遅い子、楽しかった事を話に来たり、ケンカしたり、ケガをしたり、お家で困っている事、学校で困っている事を報告しに来る子を、近所の大人の方(60~70才代)や保護者で受け止める居場所の役割を担っています。

月に2回程度、水曜日、土曜日に無料工作会を開催しています。
フードパントリーも同時開催、不定期ではありますが、農家様より、お野菜の寄付を頂いた時に開催しています。

今の子どもの居場所、大人の居場所は、川﨑書道教室が賃貸で借りていましたが、雨漏りなど大家様都合で、5月末をめどに退去の運びとなりました。
急な退去に伴い、ご近所の空き家を活用させて頂けることになりました。ただ長年使われていなかった為、台所、トイレ前の床が抜けている状態で、修繕は材料費のみで、ご近所の方がボランティアで行ってくださいます。材料費がかかりますので少しでも補助が受けられると幸いです。

今後は活動の場所が広くなりますので、ご年配の方、町の老人会の方にもお声をかけ、地域の憩いの場所となればと思います。

 今後、活動の中で、応援寄付を募り、工作会で子ども達、ご年配の方達が作られた物をイベント等などで、販売していく事も考えております。

活動報告

ご年配の方が多く、子どもが少ない町。昔は漁師町で賑わいもありましたが、ご年配の方も閉鎖的になり、こもっている方も少なくありません。地域が挨拶を交わせる町でありたいと願いながら…

新しい場所への移転に際し、活動拠点の水回りの修繕、板張りの抜け落ち、家まわりの清掃、竹、木の伐採と課題がいくつもありましたが、町の皆様、ご近所の皆様、子ども達の力と知恵をお借りして解決出来ました。
修繕は町のご年配の方がボランティアできれいにして頂き、壁や清掃は子ども達、ご近所の皆さんにお手伝い頂き、見違えるほどの活動の拠点となりました。
この拠点で場活動を通して、それぞれに手をかけてくださった事もあり、愛着が出来たと集まって頂くことが出来ています。フードパントリーや洋服のお譲り、工作会の活動はもちろんの事、子ども、ご近所、町の皆さんがここに集まり、自然と井戸端会議をして行かれる光景が多くなりました。

本年の活動の参加者は708人になりましたが、活動の日にちを決めなくても自然と集まりの場が出来上がる事ができました。

今後の展開

ご年配の方に話を聞くと「今の子どもに話しかけにくい」と言われるこの頃。ネット社会になる中、もっと子どもも大人も繋がりを持った生活が、防犯、防災、子育てにも繋がっていくと思います。
この場所を通して、子どもも大人も助け合いながら住みよい街にしたい。

今回、町の方のご厚意で活動の場所が広がり、ご年配者の案で竹薮を開拓、清掃し、皆でキレイにしています。沢山の土が出ていますので、それを活用してお花や野菜を地域の方と作り、収穫して行きたいと町の方の声を頂いております。
また、沢山の坂道がある地域ですので、子どもやご年配の方の休憩、憩いの場所になればと、木陰を活用して町の井戸端会議所になればと思います。子どもも大人も沢山の声を出していただき、憩いの場所を皆の声で作り出して行きたいと思います。

添付資料