「地域助け合い基金」助成先報告

 府中JSL学習支援の会

東京都府中市 ウェブサイト
その他

助成額

150,000円2023/05/17

助成⾦の活⽤内容

対象者:外国にルーツを持つ児童生徒。
学校で日本語が充分に理解できないことから、教科書が読めない、授業の内容がわからない、など教室内で取り残されている子供たちへの日本語学習支援を行う中で、子供たちに使用する各教科の教材の充実をいつも望んでいる。外国人に適した、ドリルやテキストを使用して、支援内容を充実させたい。
わかりやすい教材を使うことで理解が深まると思う。読み聞かせの機会も作りたい。
各教科につながる日本語を理解し習得することで外国にルーツのある児童生徒に自信を持って欲しいと思う。
それによって、学校生活が充実し、学校の行事や地域の行事にも積極的に参加できるようになると考えている。
様々な検定試験などにもチャレンジし、成功体験を経験をしてほしいと思う。

活動報告

外国ルーツの子ども達は、文字の学習に時間がかかります。何度も同じことを繰り返しても、漢字圏でないこどもに、定着させるのは難しいです。今回、助成金で
テキストや問題集を各子供たちに配布することが出来たことで、「自分のテキスト」という意識から宿題にも積極的に取り組めるようになった。
プリントやコピーだと、紛失してしまったり、順番がわからなくなり復習にも支障がでていたが、子供たちに配布することができ、自分で書き込んだり、復習したりと、これまで以上に日本語の定着に役に立ったと思います。有難うございました。府中にはアフガニスタンかあの退避者家族が多く住んでいます。経済的に厳しい状況の子ども達に接することで、地域の支援者の日本語サポートの必要性を感じた。昨年コロナが明けて外国人の入国の増加に伴いその家族である子ども達がたくさん転入してきた。昨年申請時よりも支援する子供が増えて、ますます地域での日本語支援の必要を感じている。孤立をふせぎ、外国ルーツの子ども達が取り残されない様にこれからも力を注ぎたいと思う。

今後の展開

増え続ける外国人児童生徒たちは、母語の定着もしていない幼少期で来日し、言語の混乱の中で教科学習の習得までしなければならず、継続的なサポートは絶対的に必要です。
外国人児童生徒が学校で取り残されることなく、日本人児童生徒と関り、いきいきと過ごすことが出来れば、多様性社会実現にもつながり、双方にとっても良い効果が生まれるので、この支援を通じて、すべての子ども達が多文化共生を楽しく体感できるようにしたいと思います。
国、言葉、文化。習慣が違っていても、人はみんな同じであることを大人も子供も知ってもらいたいです。
言葉で困っている子ども達や保護者に、やさしい日本語で接してもらえれば、嬉しいです。

添付資料