「地域助け合い基金」助成先報告

 あちこちparty

神奈川県横浜市南区
居場所見守り配食・会食

助成額

150,000円2023/03/30

助成⾦の活⽤内容

近隣の小学校中学校に通う就学児、対象。
子供が自分自身で選択して来られる場所。どういうわけか学童保育や放課後キッズなどからあぶれてしまった子どもの居場所。
近隣に子どもがふらっと立ち寄れる地区センターなどがなく、坂道が多いため遠征するには自転車も難しく、自動車がないと遊び場に行けない、結果 駐車場や危ない道で遊ぶ、非行に走る子を目の当たりにした主催者がどうにかできないか今の状況で出来ることを考え、町内会館を使用させてもらい、居場所を作ることにしました。

保護者から参加の許可をもらい、休校日に、家や外に居場所がない、余暇の過ごし方が分からない障害を持った子に視覚支援、または配慮のある課題の提供、相談できる大人がいない家庭、誰かに話を聞いてほしい子、学校が休みだと食事がさみしい子(三食とれない、孤食など)、心を穏やかに安心してもらうため、軽くお腹を満たす食事と、清潔で過ごしやすい空間、安心できる居場所作りをします。
一番は子供の声にならないsosを見つける事が目的です。また、「障がい者」、「子ども食堂」、「シングルマザー」という言葉を使い集客すると、イメージが先行し、そういう場を嫌がる人もいるので、施しと思われないよう、参加費を今後の運営費としてもらいます。金額は300円から500円で考えています。
また、自分の子どもが来るようになると、親御さんとも子を通して交流が深まるので、子を持つ親、保護者、養育者の憩いの場としてコミュニティを作り、悩みや相談、助け合いをコミュニティ内で解決出来るように目指す。
児童に関しては、我が子にも言えることですが、親以外の大人と接することにより、交流から、親だけの他の人の目で見てもらうことにより、狭い見方でなく、物事の視点を変え、今後の人格形成に良い影響を与えられる様に、取組みます。

理想は毎日子どもが自由に来られる場所を提供し、スタッフが常駐している施設である事なのですが、先ずは定期的に開催し、このイベントが町内会館で2か月ごとに開催されているということを地域に定着させ、参加者から運営に入ってくれる人を募り、情報を収集し、利益をどこからどう確保するかを考え、空き家を利用してコミュニティハウスを作りたいと考えています。

今後活動が広がりましたら、土地柄 公共機関を使わないと区役所や地区センターなどへ行けない地域のため、バス代が出せない児童もいたので、地区センターや、区内の子どもの居場所へ車での送迎サービス子どもの移動支援もしたいです。

活動報告

助成金を頂いたお陰で今まで小学校区の子ども(4、5人)開催だったパーティーを、小学生と中学生、小学生の保護者平均20人集まって開催することができました。

・第一回 町内会館にておでんパーティー・新聞紙遊び
・第二回 町内会館にてフルーツクレープ・カレー・レーザービーム・バルーンアートパーティー(町内会会長様、副会長様方のご厚意で会館をお借りして開催しました)
・第三回 コミュニティハウスにて冷やし麺パーティー
・第四回 映画上映会(活動費募金)
・第五回 コミュニティハウスにて夏休み子ども食育教室
(第6回 子どもキッチン)諸事情により中止
・第六回 地区センターにて模擬店あちこち茶屋開催

行政の助成金だと食費に使用できなかったのですが、こちらは使用させていただけたので、主に食育とレクリエーションに使う材料費、ボランティア保険、チラシ印刷代、交通費に充てられたので次回の期待値に繋がる充分な催しを提供できたと思います。

イベント開催当日は、常に地区センタースタッフの方がボランティアで手伝いに駆けつけてくださいました。
また開催する中で、参加者の保護者の方からご厚意でホームページの作成や、開催前日の食事や子ども達の衣装などご寄付いただきました。
どのイベントも沢山の方のご協力あってこその開催でした。

子どもの自主性を促すため、大きな子にはボランティアとして積極的に運営に携わってもらいました。携わってもらうにあたり、細かな配慮・調理補助に危険な揚げ物は避ける・動線の考慮、視覚的に解りやすい指示をしました。

また、想定外のハプニングも多々あったので、状況に応じた柔軟な対応も必要でした。(連絡ミスや予定の変更時)

回を増やすごとに中学生が積極的に動けるので、その存在に大変救われました。

今後の展開

まだまだ世間に知られていない(自己表現する場が他の子ども達に比べ少ない子ども達)の可能性を地域から世間に広めたいと考えています。
可能性とは芸術的センスや、過敏ゆえに他者の気持ちに寄り添えるところや、素直なところ、心から人の役に立ちたいと思える子ども達に成功体験を積ませてあげる手伝いができたら、優しい世界になると思います。

来年度は前年より中学生に企画・運営に入ってもらい、何もないところから自分たちの力でイベントを開催する手順なども学んでもらえたらと思います。例:手芸教室の開催など
また、映像に関心を持っていただいたのでそちらもできたらと思います。

添付資料