「地域助け合い基金」助成先報告
桜四元気アップ体操クラブ
京都府精華町助成額
144,000円(2023/04/03)助成⾦の活⽤内容
地域住民が参加し交流できる行事を企画、他団体に呼びかけて開催する。
1、桜四元気アップ体操クラブの活動
年間50回以上の体操クラブの活動(本年(2023年)3月は公園の体操を6日、13日、20日。南部コミュニティホールにて血流アップ体操を11日と18日に開催する予定)。
次年度(2023年)4月以降は、増改築終了後の桜が丘四丁目集会所で毎月6回の体操を行う。5月以降は「体操&歌声喫茶」を開催し、コロナ禍で歌やおしゃべりができなかったため、3年ぶりに住民が集い懐かしい歌を歌える場を作って多くの住民に楽しんでいただく。
2,育児サークル「子育て広場」の活動
3月6日「ひな祭りとお別れ会」、公園で子育てサークルの13組の親子、ボランティアが体操クラブ参加者約30人と一緒に「大きな栗の木の下で」や「ひなまつり」の歌を歌い踊る。手作りおやつを提供する。次年度も毎月一度サークルを開催して、子育て中の親子が地域で孤立しないように、顔を合わせて交流できる場を設ける。
3,小地域福祉委員会から自治会に呼びかけて行事を行う
3月の集会所の増改築工事終了を記念して、小地域住民が参加できる行事を開催する。
新しく「カロム」の大会や昔の遊びなどを企画して、小学生など住民に参加を呼び掛ける。
夏祭り前に子どもと保護者、高齢者で段ボールの神輿を作成し、夏祭りに地域を巡業する。
昔の遊びと手づくり教室を開催する。1月には書初め会・かるた取り会を開催する。
※この基金は上記活動の企画、周知、歌集の作成、開催結果の報告等の書類作成、インターネットを使い音楽の準備をする等、
桜が丘四丁目で使用するパソコンを購入させて頂きたい。
活動報告
1 私は精華町の介護予防サポーターとして、「桜四元気アップ体操クラブ」で介護予防の体操と地域の居場所づくりの活動を行っています。以前から、桜が丘四丁目自治会の推薦で、精華町社会福祉協議会委嘱の地区福祉推進委員として精華町桜が丘四丁目小地域福祉委員会を中心に、地域の見守り活動と、子どもから高齢者まで参加して地域住民が交流できる行事を企画し、多くのボランティアの協力で実践しています。
コロナ禍、地域の行事はほとんど中止になっていましたが、今年度は、新型コロナウイルス感染症が、5類感染症に移行になり、本年度の初めに、4年ぶりに自治会の夏祭りなど地域の行事を開催することが決まりました。本年2月に私が地区福祉推進委員として長年使っていたパソコンが故障して困っていた時に、今回の「地域助け合い基金」助成金でパソコンを購入させていただくことができましたので、年度初めの地域活動の年間活動計画や次のような様々な行事に対応することができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
◎ 介護予防の「桜四元気アップ体操クラブ」の年間の活動、ボランティアの分担表、毎月の案内チラシ。
◎ 子育てサークル「子育て広場」の年間予定表、7周年記念同窓会の計画表。
◎ 小学生に対する段ボールのお神輿作り、巡行の案内状を作成、小学校を通じて児童に配布。
◎ 盆踊りの練習会案内ポスター作成。
◎ 精華町社会福祉協議会の地域活動の発表用パワーポイントの資料作り。
◎ パワーポイントで「歌声喫茶」用の歌詞を作成。
例えば、行事の計画表を作成→会議で配布、検討→修正→再配布→ボランティアに依頼→実践とすることができました。
また、体操クラブ等で歌を歌う時に、パソコンでボードに歌詞を映し出すことができるため、歌集の準備が不要になりました。パソコンを集会所に持ち込み、マウス操作ができれば、ボランティアのだれでも歌詞を出すことができるようになりました。ボランティアも参加者も、「歌の本を見るより、前を向いて歌えるからいいなあ。字も大きくてよく見える」「準備も片付けも簡単でいい」という声が聞かれます。とても便利になり、地域で大切に使わせて頂いています。
2 新たな発見
◎ 夏祭り開催が決まると、6月から盆踊りの練習を始めました。「桜四元気アップ体操クラブ」では、毎週一回、介護予防の体操の後に盆踊りを取り入れました。自治会運営委員会が夏祭りの開催を決めてくださいましたので、私たちも4年ぶりの夏祭りを成功させるために、盆踊りで盛り上げたいと思いました。
盆踊りも4年ぶりのため、ほとんど忘れていました。町内の盆踊りの指導者にお願いして練習を開始。約2月間毎週、約30人で練習を重ねた結果、8月19日の夏祭り当日は、体操クラブの高齢者30人が中心となり、若い人もたくさん踊りの輪に入って踊り、今まで以上に楽しい盆踊りになりました。盆踊りは、夏祭り前にだけ練習するのではなく、日ごろから脳トレ、音楽体操として体操クラブの活動に取り入れると良い。年中踊っていると、自然に地域内に指導者が育ってくれる。他の地域から「盆踊りを教えてほしい」といわれるくらいに盆踊りに自信を持つ人を育てたいと思っています。
◎ 7月2日には、子育てサークルの7周年記念同窓会を開催しました。毎年サークルに来てバイオリンの演奏を聴かせてくださる女性から「隣の地域の育児サークルに知人がいます。知人はピアノの演奏家です。子連れで同窓会に参加させてもらえれば、二人でバイオリンとピアノの演奏ができます」と提案がありました。「参加してください」と返事をした結果、電子ピアノをご自分で持ち込まれ、幼い子供たちが親子で楽しめる楽しいアンサンブルを聴かせていただくことができました。二人とも子育てをしながら演奏活動を続けている方です。また、ダンスを披露して下さった大学生二人も、子どもたちにダンスを教えたり、クイズをしたり、参加者を楽しませてくださいました。民生児童委員のグループのペープサートと歌も、とてもよかったです。素晴らしい方々が同じ地域の住民で、地域の行事に協力的で本当にありがたかったです。
102人の参加者が笑顔になれた行事でした。
◎ 自治会運営委員会の役員の女性が、親子三代で盆踊りの練習会に参加してくださいました。ご近所ですが初対面です。女性のお母様は盆踊りが大好きとのこと。夏祭りでもハッピ姿、ハチマキのかっこいい小学生のお孫さんと一緒に踊られました。
女性は、夏祭りの司会も見事でした。地域活動に子育て世代が活躍して下さることに感謝し、これからも地域の行事でお会いしたいと思いました。
盆踊り練習会には、毎回約30人の参加者があり、数人ですが小学生親子が参加されて、本番でもしっかり踊られてとても頼もしく思いました。
◎ 7月9日のお神輿作りには、小地域福祉委員会と山田荘小学校PTA地域委員の協力で、子どもたちが集まりました。子どもたちに「四丁目は私たちのふるさと」と思ってもらえるようにと、2016年から始めた行事です。今年は小学生17人、幼児4人、保護者15人、ボランティア12人。二手に分かれて、その場で相談しながら「子ども神輿」2基を作成、傍らでは2016年に高齢者のボランティアが協力して作り上げた「おとな神輿」を修繕したり、飾りつけを作り直したりしています。今年の子ども神輿は、金色と銀色のお神輿で光り輝く出来栄え。子どもたちも満足そうでした。
8月19日のお神輿巡行当日は、午前8時からPTA地域委員とボランティアの男女が、集会所の2階から1階にお神輿3基を運び、担ぎ棒に取り付ける作業をして下さいました。午後4時、浴衣姿の子どもたち26人が集合、ハチマキを巻いて巡行準備OK。4丁目防犯推進委員会長の先導で、大学生、おとなも一緒に「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で巡行しました。地域は少子化、高齢化になってきましたが、神輿作り、神輿巡行は、これからも続けていってほしいと思います。
今後の展開
◎ 「桜四元気アップ体操クラブ」は、精華町で養成している「健康づくり・介護予防サポーター」(愛称すてき65メイト)が、年間を通じて、毎週1~2回の介護予防の体操を行い、介護予防と地域の居場所づくりのお手伝いをしています。
桜が丘四丁目のキャッチフレーズ「広げよう和を、助け合うまち四丁目」があります。住みよいまちづくりのために、本年5月にリニューアルした集会所が、より楽しい住民の居場所となるように、6月から「桜四元気アップ体操クラブ」ボランティアと民生児童委員、地区福祉推進委員が、「さわやかカフェ」をおためしで開催しました。コロナ禍は会話も歌もほとんどできず、寂しい日々でしたので、これから、老若男女が集まって、コーヒーなどを飲みながらお話をして頂きたい。歌を歌っていただきたいと思います。
月に一度だけでも、集会所に集い、楽しく交流して下さい。
◎ 今年度下半期は、コロナ禍前の行事「集会所フェスティバル」と「書初め会」の開催ができたらよいと考えています。小地域福祉委員会と自治会運営委員会で相談をさせて頂き、ボランティアの皆様のご協力を頂いて、多くの住民の皆さまが参加して頂ける行事にしたいと思います。何より、子どもたちが夢中になって遊べるような、コマ回しやけん玉、縄跳び、紙飛行機飛ばし、囲碁将棋など「昔の遊び」体験やプラバン、ビーズなどの「手作り教室」で、老若男女一緒に笑顔になってほしいと思います。
今後も、各年代の皆さまに、ご参加ご協力頂けるよう続けて参ります。