「地域助け合い基金」助成先報告

 地域食堂 さくらんぼ

広島県広島市安佐北区
居場所配食・会食

助成額

150,000円2023/03/31

助成⾦の活⽤内容

1 活動目的
地域食堂を定期的に実施することによって、孤食の防止と「食」を通して地域における人と人のつながりを取り戻すこと。

2 活動内容
? 開催場所 : 広島市真亀公民館に決定しました。 
? 開催頻度 : 毎月1回 (第1週目の日曜日の昼を予定)
? 対象者  : 真亀、亀崎小学校区を中心に校区内のどなたでも参加していただけます。また、校区外のみなさんの参加も大歓迎です。
? 参加費  : 【3月の第1回目の参加費】
①子ども(~高校生)50円、②大人200円、③70歳以上の方、障害者は50円
【4月以降の参加費】
①子ども(~高校生)100円、②大人300円、③70歳以上の方、障害者は100円
? 内容 : 安価で簡易な食事の提供。子どもの居場所になるような遊びの提供。
※第1回目は、はたしてどれくらいの方々が来てくださるのかさっぱり不明のため、30食限定としました。

3 地域とのつながり
地域食堂に来ていただいた方々とつながっていきたい。そして今後地域の民生委員さん等と連携し、見守り孤食防止につなげていきたい。

活動報告

私たちは、「食を通して地域の皆さんと繋がりたい」と 2023 年 1 月31日にボランティア8人が集い「地域食堂・さくらんぼ」を結成しました。
結成前に、広島子ども食堂支援センターに相談にうかがい、ボランティアの集め方、財政問題、行政手続き等の指導を受けました。この中で、財政問題については、私たちにとっては最大の問題でした。貴団体の助成金を立ち上げ資金として活用できたことは、1回目から今回までの活動を大きく支えていただいたと感じています。

当初8人だったボランティアは、今では20人ちかくに増えました。地域の中で何かやりたいという、ボランティアの熱い思いは、食事に来られる地域の参加者の方々に届き、50 食限定で第一日曜日のお昼ご飯に定着しました。
開催場所は、地域の真亀公民館で行っています。食事を作る実習室で調理し、食べていただくのも実習室のテーブルに 20 人程に座ってもらって食べてもらっています。50 人が座るためには、2~3 回のサイクルで回します。調理と会食を別の部屋にしたかったのですが、公民館の許可がもらえず実現できませんでした。しかし、オープンの 2 時間前くらいから、参加者の長い列が出来るほど好評を得ています。

高齢者が多い地域のため、参加していただく 9 割くらいは高齢者です。近隣の小学校にチラシを配りましたが、こどもの参加数は伸びなやんでいます。「地域食堂さくらんぼ」の開催日が近づくと、近くのスーパーマーケットでチラシを配らせていただいています。「もうチラシはいらないよ!うちの冷蔵庫に張ってあるから!」という声をいただくと、やってきて良かったと思います。
食材も地域の方々からいただくこともあり、経済的にも助かっています。農家の方から新鮮な野菜が届いたり、生協とか野菜の卸売りの会社から規格外の野菜を無償でいただいたりしています。それらを活用し、私たちはほとんど毎回違うメニューを出して好評を得ております。
「食を通して、地域のみなさんと繋がりたい」という私たちの熱い思いは今も変わることなく続いています。

今後の展開

「地域食堂・さくらんぼ」は地域の公民館で実施しています。食事をする場所が、調理をする実習室と同じ限られたスペースですが、温かい食事を提供できる良さを生かして今まで通り実習室で開催します。長く順番を待ってでも参加してくださる皆さんに、心から感謝の気持ちで食事を提供していきたいと思います。

添付資料