「地域助け合い基金」助成先報告
宮城めぐみ韓日交流クラブ
宮城県柴田町 ウェブサイト助成額
150,000円(2023/04/24)助成⾦の活⽤内容
本会の宮城めぐみ交流クラブは経済的困難を抱えた子どもやその家族を支援することを目的にします。
孤立して孤独な生活をしている、地域の子供や高齢者に対してこども食堂フードパントリー活動を通じ、子供や高齢者の食生活を豊かにし、定期的に集まり昼食を共にする支援を目的とします。
宮城県柴田郡柴田町槻木駅西2丁目1-13、第15区集会所を本拠地とし、子供食堂を行います。
両親が共働きの家庭であると、親同士のコミュニケーションも疎遠になる傾向があります。こども食堂は、子どもたちがクラスや学年を超えたコミュニケーションを楽しみ、子育ての相談ができる親同士のコミュニティも生まれます。
こども食堂で生まれたコミュニケーションから、「少しの時間だけ子どもを見ていて欲しい」などのお願いなどができるネットワークもできるかもしれません。
子どもだけでなく子どもを育てる親たちにとっても、食事をしながらコミュニケーションを取れる場所になれば幸いと思います。
特定非営利活動法人ふうどばんく東北AGAINからの物資支援を受け、フードパントリー活動を行います。
活動報告
本活動を通じて、地域のつながりが大きく強化されました。近隣住民や地元の商店、農家の方々が積極的に参加してくださり、食材の提供やボランティア活動に協力していただきました。子どもたちに安全で健康的な食事を提供することができただけでなく、一緒に食卓を囲むことで地域のコミュニケーションも深まりました。また、親子連れでの参加が増え、家庭内での絆も再確認できる場となりました。
私自身、子どもたちの笑顔を見るたびに、この活動の意義を強く感じました。子どもたちが食事を楽しみ、友達と遊ぶ姿を見て、地域の一員として彼らの成長を支える責任を再認識しました。多くの方々から「このような場所がもっと必要だ」「毎週参加したい」との声を頂き、私たちの活動が地域に根付いてきていることを実感しました。
活動を進めるうえで、いくつかの課題と苦労がありました。特に以下の点が大きなチャレンジとなりました。また。ボランティアスタッフの確保が難しく、一部のスタッフに負担が集中することがありました。特に、平日の昼間に活動する場合は、参加できるボランティアが限られていました。
新鮮な食材を安定的に確保することが難しく、時には予定通りのメニューを提供できないこともありました。地元農家との連携強化が必要だと感じました。
助成金を活用しても、運営に必要な全ての費用を賄うことが難しく、追加の資金調達や寄付の呼びかけが必要でした。そして、参加者の子どもたちや保護者からは、「ここに来るのが毎週楽しみ」「新しい友達ができた」「安心して子どもを預けられる」といった声を多くいただきました。また、地元の企業や個人からの支援の申し出も増え、新たな協力者とのつながりが広がりました。特に、地元のレストランやカフェが食材や料理の提供を申し出てくださり、子どもたちに多様な食体験を提供することができました。
最後に、助け合いの精神を全国に広めたいと思います。子ども食堂は、単なる食事の提供に留まらず、地域のつながりを深め、子どもたちに安心と喜びをもたらす重要な場所です。この活動を通じて、多くの人々が手を取り合い、支え合う社会の実現を目指していきたいと強く感じました。全国の皆さんも、どうか一歩を踏み出し、地域の子どもたちを支える活動に参加していただきたいと思います。共に、明るい未来を築き上げていきましょう!ご支援、誠にありがとうございました。
今後の展開
今後の目標と展開
定期的なイベントの開催
季節ごとのイベントや特別なワークショップを定期的に開催し、子どもたちに様々な体験を提供します。これにより、子どもたちが新しいスキルや知識を得る機会を増やし、地域の皆さんと交流する場を作ります。地元の商店、農家、企業、学校と連携を強化し、地域全体で子どもたちを支えるネットワークを構築します。例えば、地元の農家からの新鮮な食材提供や、企業による食育講座の開催など、様々な形での協力をお願いしたいと思います。
また、子ども食堂を支えるボランティアスタッフの拡充と育成に力を入れます。ボランティアの方々に対する研修や交流会を開催し、活動に対する理解を深め、モチベーションを高めるサポートを行います。
持続可能な運営体制の確立
助成金や寄付だけに依存せず、持続可能な運営体制を確立するために、地域の協賛企業とのパートナーシップを構築し、新しい資金調達方法を模索していきます。
そして、私たちの活動は、地域の皆様のご協力なくしては成り立ちません。ぜひ、皆様の力を貸してください。具体的には以下の方法でご協力いただけると幸いです。
調理や配膳、子どもたちとの遊びや勉強のサポートなど、様々な形でのボランティアを募集しています。ご自身の得意分野を活かして、子どもたちの成長をサポートしてください。
新鮮な野菜や果物、調味料などの食材や、紙皿やカトラリーなどの消耗品の提供をお願いしています。地元の農家や商店の皆様、ぜひご協力をお願いします。
活動の継続と拡充のため、寄付やスポンサーシップによる支援をお願いしています。地域の企業や個人の皆様からの温かいご支援をお待ちしております。
2024年には他地域の子ども食堂の成功事例や工夫点について情報を集め、私たちの活動に活かしたいと考えています。成功事例の共有や見学などを通じて、より良い活動を目指していきます。
地域住民の皆様がどのようなニーズや希望を持っているかを知りたいです。アンケートや意見交換会を通じて、皆様の声を直接聞かせていただきたいと思います。