「地域助け合い基金」助成先報告

【個人】 鎌田 宗純

滋賀県長浜市
その他

助成額

150,000円2023/04/03

助成⾦の活⽤内容

社会構造の変化により地域とのつながりが希薄化し、子育てに不安を抱える人が増加し、誰にも相談できなく社会的孤立し、「子育て」が「孤育て」になっている家庭があります。また、自分が日野町以外で生まれ、育ち、現在育児を行っている「アウェイ育児」も日野町内でも多くなってきています。児童虐待の発生要因は様々あると考えられますが、まず、町内の子育て家庭が「孤育て」にならないように、地域で子育てや子育て家庭を見守れる体制をつくれないかと町内で子育て応援している人や任意団体、基礎自治体の児童虐待担当職員などと話し合った。その結果、SNS等で他者とつながりやすくなった社会ですが、子育て家庭にとって身近に愚痴やたわいのない話ができる人・場所や地域とつながる機会を創出する取組から始めようとなりました。
この取組内容として親子で参加、体験できることをキーワードにワークショップやまちづくり・ご当地
プロレスの鑑賞です。そして、この取組と同時にフードバンクなどの協力のもと生理用品・食品・日用品などの配布を行う予定です。食品・日用品は、町内住民などに対して子育て応援フードドライブを実施し、協力依頼だけでなく、地域住民の子育て、子育て家庭への関心や意識を高めたいと考えています。
また、これらの取組には、民生委員児童委員や主任児童委員、子育て応援をしている人や団体、基礎自治体の児童虐待担当職員なども参加し、参加した子育て家庭同士をつなぐだけでなく、地域ともつながれるように顔見知りになれる機会としています。
「子育て」が「孤育て」にならず、安心して子育てができる、子育てを楽しめるまちになるのには、行政だけ、民間団体だけ、住民だけではだめでお互いがつながり、連携しながら一緒につくりあげていきたいと考えています。
多くの子育て家庭に参加してもらうためには当たり前ですが資金が必要であります。児童虐待防止の活動や子育て家庭に対する応援を日野町で取組という想いは一緒であるため、子育て応援団体や人などと令和5年度開催に向け、令和4年10月頃から何度も話し合い、資金調達のためそれぞれが動きましたが上手くいかず、取組を断念するか、大幅に計画を変更するか悩んでいる時に日野町内でこの基金に申請した任意団体からこの基金の情報の提供を受けるとともに社会福祉協議会の生活支援コーディネーターとつないでいただきました。この基金の存在を知れたおかげでまだ取組を実施できる可能性があることに感謝し、応募しました。
この親子で参加、体験するこの取組に対して生理用品・食品・日用品などの提供やチラシ作成や配布などは、子育て応援団体や人、行政などの協力で賄うことができるが、できるだけ多くの子育て家庭に参加してもらうための材料費の一部を負担や会場費など、ワークショップやまちづくり・ご当地プロレス鑑賞を運営するうえで必要な費用に活用したいです。

活動報告

子育て家庭が地元で安心して、楽しんで子育てができるよう、子育てが孤育てにならないように子育て家庭が地域とつながれる、親子で参加・体験できる企画として「ご当地プロレス」「ワークショップ」を開催することができた。当初は、どこかのホールを単独で開催する予定であったが、他の団体が大人、子ども、参加した人が楽しめる企画を進めていたので、参加者がより多くの団体等とつながる機会になればよりよいと考え、一緒に開催した。
普段、観戦することができないプロレスを親子で楽しく観戦して、「貴重な体験ができた」「あのレスラーと戦いたい」「親子で興奮した」等多くの声をいただきました。また、ワークショップは、ハロウィンが目前であったため、キャンドル作りをしました。親子で一緒に作ったり、子どもが集中して取り組んだり、他の親子と会話しながら作られたりされていました。
プロレスもワークショップも親子はもちろん、同じ時間を共有することで他の家族とも自然に交流することができました。

今後の展開

地域で子育て、子育てを楽しめる町を実現できるように、子育て家庭が地域のいろいろな人とつながり孤育てにならないように取り組んでいきたい。

添付資料