「地域助け合い基金」助成先報告

 通いの場 花おり

京都府宇治市
居場所

助成額

150,000円2023/03/30

助成⾦の活⽤内容

今回、この基金の情報を宇治市長寿いきがい課の岩本氏から情報を得て、立ち上げ準備資金として応募することになりました。活動の目的とねらいとしては、高齢者をはじめ地域の方々が自宅の中に閉じこもらずに、誰もが気軽に参加できる多世代で集える居場所をつくることです。
主に、自身の仕事を生かしてフラワーアレンジメントなど、フラワーセラピーを通した活動を行いたいと思います。
フラワーセラピーは、好きな花に触れたり、さまざまな季節の花の色や香り、手先で感じる刺激は脳に良いと影響を与えると言われています。花や植物がもたらす好作用で、心と体に栄養を与えることができる場としていきたいと思います。また、この場を通して、孤立した高齢者が生きがいや役割を持ち、つながりあえる地域づくりに少しでも貢献できたらと思います。

今回、自営しているフラワーショップの隣の空店舗を大家さんの協力もあり、以前から活用したいと考えており、店舗の改修を行いました。改修後の一部インテリア(カーテン)や立ち上げ準備に衛生用品等の備品購入に助成金を活用したいと考えています。
当面は月1回からはじめ、参加者やサポーターの意見を踏まえ、住民主体のサービス(通所B)を目指して週1回の利用してもらえる通いの場にしていきたいと考えています。参加された方やサポーターも含め元気に楽しく過ごしていける場を目指していきたいと思っています。

活動報告

2023年2月より、地域住民や関係機関への声掛けを始め、月一回で通いの場を開始し、2023年7月から正式に活動開始となりました。開始に至っては、市からのボランティアの方々にお手伝いをしていただくことになり、当初は、利用者さんよりもスタッフの方が多いスタートとなりました。
テーブルや椅子もご高齢の方に安全なものを、とお声もいただいていましたので、助成金で出来る限りのものを用意することが出来ました。
また、通い場花おりの特徴としてフラワーロスを活用しての生け花などに取り組んでいましたので、花器・剣山・花鋏なども使い勝手の良いものが用意できました。
フラワーロス活用の生け花は大変ご好評をいただき、みなさま大変喜んでおられます。
家にお花がある毎日に癒されておられるようです。
実際、お花に触れることで五感の刺激になり、フラワーセラピーの効果があります。
好きな花に触れたり、さまざまな季節の花の香り、手先で感じる刺激は脳に良い効果があるとされています。どのように生けるかなど考えることも必要になりますので、みなさま真剣にお花選びからされます。

内容としましては、認知予防体操からはじまり、フラワーロスを活用した生け花の後、脳トレやクイズなどをしています。おしゃべりの多い日は利用者さん同士で日常生活の情報交換などもされており、交流の場としての活用も出来ています。

生け花も季節のものを取り入れていて、クリスマスにはクリスマススワッグを作ったり、年末にはお正月用に松も生けていただけました。
また、「広報うじ」にも取り上げられ、地域の方にも周知が進み、口コミでも広げることが出来、半年で定員になりました。
利用する側でなく、お手伝いとして利用してくださる方も増えてきました。
介護予防としてだけではなく、地域の活性化へと繋がっていると実感しています。

今後の展開

わたし自身が営んでます「フラワーショップ花おり」は今年で19周年を迎えます。
当初のお客様がご高齢になり、お身体が不自由になられたり、一人暮らしになったり、また認知症を患うことでだんだん店に立ち寄ることが出来なくなったことから、何かこの地域で出来る事がないかと考え居場所を立ち上げました。
助成金で居場所のブラインドも落ち着いた色合いで揃えることが出来、利用者の方々はゆったりとした空間で毎回おしゃべりを楽しんでおられます。 

利用してくださっているのは、ご近所の方が多いので、口コミで広がりました。これからは、ご近所の方がサポート側として参加できる工夫を考えていきたいと思っています。
趣味を持ち寄ったりなど、ご近所の繋がりの再確認と地域の活性化のために年齢問わず来ていただける居場所を目指していきたいと思います。
笑顔のたまり場となるように、ご近所の方の意見なども取り入れながら今後進めていき、安心して集える場所として定着していけるよう頑張りたいと思います。 

添付資料