「地域助け合い基金」助成先報告

一般社団法人 KaiKai

岡山県総社市 ウェブサイト
居場所

助成額

149,000円2023/03/09

助成⾦の活⽤内容

現在、多機能型事業所LaLaでは、約10名のお子さまがご利用されています。こども同士はLaLaで顔を合わせるので、基本的に全員知り合いです。しかし、送迎が基本のLaLaでは、保護者の方、ご家族同士が顔を合わせることはほとんどありません。
また、当事者なので良くわかりますが、重症心身障害児、医療的ケア児の保護者は基本的に孤独です。周りに相談できる人も少なく、父親に理解が無ければ本当にお母さんは一人で全て抱え込んでしまっている現状があります。
総社市には重症心身障害児親の会、医療的ケア児親の会といった保護者同士が交流できる機会が、なかなかありません。
しかし、「なければ創ればいい!」のです!
まずはLaLaを利用されているこどもの保護者を対象に「総社市重症心身障害児、医療的ケア児親の会」といった会を立ち上げ、会を開催する場所として、LaLaの一角(広いです)を提供し、いつでも保護者同士が集える場所を創りたいと思います。
コロナ禍が過ぎ去ったのちは、地域住民の方に、おいしいコーヒーが無料で飲めます!などと宣伝し、地域住民の方にもお越し頂き、更に交流の輪を広げていきたいと思っています。

活動報告

上記の物品を揃えることで、重症児親の会「LaLaテリア」を開催する事ができました。
参加者はLaLaの保護者5名、LaLaを利用していない市外の保護者2名、相談支援員1名、きょうだい児、利用児など3名の計11名です。
始めての開催だったのであまり大事にせずにこぢんまりと開催する予定でしたが、口コミが広がり予想よりも大勢の方にお越し頂きました。
最初こそ、代表理事の私をはじめ全員で挨拶をしてこちらから話題を振ったりしましたが、その後は保護者同士で和気あいあいと、予定より1時間もオーバーするほど盛況なものとなりました。
ご参加していただいた方からも、定期的に集まりたい、LaLaを使いたいなど、様々なお声を頂く事が出来ました。

今後の展開

LaLaテリアは、LaLaをご利用頂いているお子さまの保護者だけではなく、総社市以外に在住のLaLaを利用していない方にもご参加いただきました。
最初はLaLaの利用者間の交流になれば良いなという程度に思っていましたが、実際に開催してみると、総社市以外からもこれだけの方々が交流の場を求めていたのかと、非常に驚きました。
普段、子どものケアで中々顔を合わせることが出来ない保護者達が実際におしゃべりする事でストレス発散になったり、情報交換の輪が拡がったりして、地域で孤立しないようなコミュニティーを作っていきたいと思います。
これから毎月19日にLaLaテリアを定期的に開催し、更に規模の大きいものにしていきたいと思います。
この度はご採択頂き誠にありがとうございました。

添付資料