「地域助け合い基金」助成先報告
居場所 コミュニティ こころ
長崎県南島原市助成額
100,000円(2023/03/24)助成⾦の活⽤内容
最初は不登校の子どもを持つ保護者の方と悩みを話せる場所を作ってきました。誰かと話をして悩みを共有することで、何かしら気づけたり進めたり出来たらよいなと思いながら活動してきました。そんな中で地域の方や子どもから大人まで活動できる居場所カフェなどを開催してきました。
今まではその告知をSNS口コミでお知らせしてきましたが、もっと小中学校や公共の場所などにも居場所コミュニティ「こころ」のお知らせをしたくポスターやチラシを作り、設置したいと思っています。
また、ほかの島原半島のフリースクールや居場所等の調査をして、ポスターやチラシのデザイン・印刷などを考えています。
活動報告
居場所コミュニティこころは、2018年6月から①親の会こころ(不登校) ②思いやりカフェKOKORO(居場所づくり)③海のこころ・山のこころ(自然体験活動)の三本柱で活動しているボランティア団体です。
助成金を資金として主に居場所コミュニティこころの周知・広報、思いやりカフェKOKOROの必要物品の購入や会場使用料として活用させていただき、また島原半島内のこどもの居場所マップ制作のために現在協議しながら進めているところです。
私達は少数でそれぞれに仕事と主婦をしながら活動しているボランティア団体です。親の会こころから始まった活動は早くも6年目となり、現在は南島原市教育委員会・南島原市社会福祉協議会・南島原市B&G海洋センター・雲仙お山の情報館等にご協力をいただきながら活動の継続ができているところです。
特に思いやりカフェKOKORO(居場所づくり)では、南島原市社会福祉協議会および地域コーディネーターの方々と共同で開催することができ、赤ちゃんから高齢者の方々までの多世代交流が実現できるようになってきました。地域住民の皆さんによるアイデア満載で特技を生かした体験ワークショップは、大人から子どもまで楽しめるものであり、ゆったりとした笑い声の聞こえる時間を過ごせています。
開催するごとに参加された皆様からの「あんなことができたらいいな、こんなこともできるかな」という発想が広がり、演奏やゲーム等、その場で始まる突然のワークショップがとても楽しみなサプライズです。
食品ロス対策やSDGsにも取り組むことができる地域コミュニティとして、また住民の皆さんの「企画・参加型の居場所づくり」として、これからも楽しい時間を過ごしていけたらと思っています。
今後の展開
●親の会こころ
学校に行けない子供さんをもつ親御さんや不登校の経験者が集い、その中で想いの共有や情報交換等を行う場所です。島原半島内にも不登校が増えている現状があり、悩めるお母さん・お父さんがたくさんおられます。少人数の集まりではありますが、想いを共有することで少しでも気持ちが楽になれるよう、小さな居場所として1か月に1回、南島原市内の公民館で定期的に開催していきたいと思っています。
●海のこころ・山のこころ
親の会こころや自身の子育ての経験を通して、子どもの成長や発達には自然体験活動の大切であることを実感したことから誕生した活動です。海のこころでは、海岸のゴミ拾いや海岸での拾い物でアート作成をしています。B&G海洋センターのご協力にてプラスチックゴミが人間に与える影響や海の生物について学習し、参加者全員で海岸周辺のゴミ拾い(ビーチクリーン)を行っています。海の生物の発見もありワクワクな時間が過ごせています。山のこころは、雲仙お山の情報館のご協力により、自然を学び、景色を感じ、植物にも命があることを知ることができる活動です。海も山も親子で参加する方も多く、子ども達の発想力の豊かさを感じ、家族の思い出に残る時間になれていることを嬉しく思っています。これからもご協力いただきながら自然を楽しく学ぶ取り組みを続けていきたいと思っています。
これからも居場所づくりを一緒に取り組む仲間が増え、活動を楽しく長く続けていけたらと思っています。