「地域助け合い基金」助成先報告
西生野地域防災リーダー
大阪府大阪市生野区助成額
150,000円(2023/03/24)助成⾦の活⽤内容
以前より西生野地域では、各種団体のイベントにアナログ式の無線機を活用しておりましたが、2022年11月、デジタル化になりアナログ式は使用不可となりました。
まちづくりセンターに相談して、今回この基金の情報を得て応募を決意しました。
活動報告
無線機とピンマイクの活用で地域イベントの安全と活性化が図れました。
■7月16日(日)西生野青少年福祉委員会主催地域子どもみこし巡行が実施されました。巡行中子どもの安全を守るため、みこし実行委員の役員がみこし巡行コースを、無線機で連絡を取り合い安全確保を行い、みこし巡行が無事故で終了することが出来ました。
■8月3・4日両日社会福祉協議会主催の納涼盆踊り大会が実施されました。3日は音頭取りによる河内音頭のライブが大変盛況で踊り子さんも交え、約550人の方が来場されました。場内では夜店等の出店もあり、こども達はゲーム等にも楽しんでいました。又、大会本部や防犯委員の方々による会場整備や、不審者立ち入り等には無線機による情報交換、そして立ち入り禁止区域の巡回や本部との連絡等で無線機が活用されました。
■10月19日大阪市生野区では「いくの」の日として生野区全域一斉パトロールが実施されました。午後7時から区役所で出陣式が行われ。8時から防災訓練も兼ねて、地域住民が参加して一斉にパトロールを行いました。又、町会毎に無線機で連絡を取り合い、参加人数の確認と報告を行い、午後9時に参加者全員無事故で訓練を終了しました。
■10月21日大阪市立義務教育学校生野未來学園に於いて「西生野花火大会実行委員会」主催の花火大会が実施されました。当日は、風がきつく気温も下がり寒かったが、約800人の観客で大会本部、受付、会場警備と大変でした。今回警備に初めて無線機を使用しての会場整備に大変好評でした。
■11月12日午前9時から12時まで、まちづくり協議会主催「防災避難訓練」を実施しました。町会一時避難場所で安否確認を行い。災害時対策本部へ無線機による情報を交換しながら災害時避難所へ避難する訓練です。避難行動中は無線機で災害対策本部と情報を交換し災害時避難所へ避難する訓練です。
参加者は132名でした。
■12月28.29日夜8時から10時まで「西生野会館老人憩いの家」に西生野地域防犯委員、町会長及び女性部が集合し歳末夜警が実施されました。29日には午後8時に生野区長、防犯協会会長、生野警察署署長が陣中見舞に来館され激励のお言葉をいただきました。その後10時まで地域の巡視を10時までおこなわれました。
今後の展開
私たちの地域は、古い家屋と新しい家屋が混在し、少子高齢化が進んだ地域です。地域では「安心・安全で暮らし良いまちづくり」を目指し活動を行っています。
①乳幼児を対象にした「親子ふれあいサロン」1/毎月 ②小学年を対象にした「はぐくみ教室」1/3ケ月
③高齢者対象「おしゃべりサロン」1/毎月 ④「100歳体操」2/毎月(朝・昼) ⑤「太極拳」2/毎月
⑥お持ち帰り「なかよし喫茶」1/毎月 ⑦高齢者対象「カラオケサロン」1/毎月 ⑧頭と手の体操「麻雀」クラブ2/毎月。又、1月第一日曜にぜんざいの集い、4月の花見会、7月中旬の子どもみこし、8月上旬納涼盆踊り大会、10月に花火大会等を地域住民のコミュニケーション及び活性化を目指し実施しております。
又、30年以内に80%ともいわれている南海トラフ地震に備え、毎年地域住民参加による「防災避難訓練」を、町会役員による避難所開設訓練。防災リーダーによる可搬式ポンプ初期消火訓練等を実施し、激甚災害に備えています。そして、12月下旬防犯委員による歳末夜警等に取り組んでおります。
上記のような催し物に取り組んでいますが、少子高齢化の進む中で高齢者は諸施設に入る方が多く、一度施設等に入られますとほとんどの方は、施設で亡くなる方が多く、町会世帯減少の因となります。又、そういった方々の住居も取り壊され、集合住宅等が立てられ、入居者には町会加入を断られるケースが大半で、町会世帯数が年々減少しているのが現状です。地域住民活性化のための活動資金が逼迫し、時には事業の縮小も余儀なくされ地域の活性化に影響をあたえます。そんな条件下ですが西生野連合振興町会に所属する各種団体役員が協力し合い地域の活性化に取り組んでいきたいと思います。