「地域助け合い基金」助成先報告
コミュニティ保育のびのび
神奈川県秦野市助成額
70,000円(2023/03/30)助成⾦の活⽤内容
毎週木曜日(不定期金曜日)に主に曲松児童センターを拠点として、未就園児を対象に活動しています。季節ごとに合わせて夏祭りやハロウィン、運動会、クリスマスなどの行事やイチゴ狩り、消防署見学、クリーンセンター見学、イモ堀りなど、普段できない経験をたくさんできるようにしています。外部の方を招いて絵本の読みきかせや人形劇・手品なども行っています。
今回この助成金を活用して、毎年行われる夏祭りを賑やかに開催したいと思っています。
兄姉を招いて、今までは飲食を控えていましたが、お持ち帰りとして少し飲食を提供したいと思っています。
次に、今までおこなっていない秋の遠足を行いたいと思っています。電車に乗っていつも見ているロマンスカーミュージアムへ行き、よりロマンスカーについて知って欲しいと思っています。
そして同年代の子どもたち同士より仲を深めてもらいたいと思っています。
活動報告
昨年の春、役員となってコミュニティ保育の活動が始まりました。
初めの一年はもてなされる側の会員として活動してきましたが、今年度は運営していく側、新入会したお子さん、ママさんに楽しんでもらえる内容にできるか、期待と不安のある中で、手探りの活動開始でした。
活動終了後は役員ミーティングをかかさず行いました。
夏祭り、運動会、巣立ちの会(年度最後の活動)の大きいイベントは念入りに、ふた月程前から時間をかけて準備しました。
中でも、夏休みに行ったのびのび祭りは、役員みんなが準備に奔走しました。
夏休みということで、会員の子どもたちのほか、そのお兄ちゃん、お姉ちゃん、また当日祭りを手伝ってくださるコミュニティ保育OBのママさんたちの子どもたちも呼んで、祭りは大にぎわいとなりました。
祭りのゲームや景品は出来るだけ手作りしているので、子どもたちが多い分、今回の祭りの準備にはかなりの時間を費やしました。子育て、家事の合間をぬっての作業だったので、みんなよく頑張ったと思います。
祭り終了後の役員ミーティングでは、達成感で喜び合いました。
一年間盛りだくさんの活動でしたが、あっという間に最後の活動まできてしまいました。振り返って、同じ気持ちを分かち合える仲間と活動できたことは、大変意義あるものになりました。
今後の展開
活動を始めて一番驚いたことは、入会者の方のお母さまがコミュニティ保育の立ち上げメンバーだったことです。
秦野市には他にも地区ごとにコミュニティ保育がありますが、ひと世代前、この地域で暮らす子育て中のママたちが、地域社会とのつながりや就園前の子どもの成長に必要性を感じて、グループ活動を始めたのではないかと想像しました。もし、コミュニティ保育がなかったとしたら、親子とも孤独を感じて不安になったに違いないと思います。コミュニティ保育を創ってくださった方々に感謝です。
立ち上げメンバーの気持ちを背負って役員としてコミュニティ保育を運営していくことになりプレッシャーを感じましたが、それは良いプレッシャーで、次の世代まで続くようにとの思いで、しっかり取り組む原動力になりました。
今は入会者が減ってきています。少子化などの影響があるかもしれませんが、それに妥協することなくコミュニティ保育自体の魅力度を上げて、もっと社会に認知され必要とする人に届く活動をしていかなければならないと思っています。
コミュニティ保育の活動の中で絵本の読み聞かせグループの方に来ていただく機会があります。子育てがひと段落された方たちなどで構成されているグループです。
私が将来子育てが落ち着いたら、同じように地域の幼い子どもたちに関わる活動をしてみたいと想像しながら今は子育てに励んでいます。